【岩手競馬】すずらん賞見どころ…休養明けに強いゴールデンヒーラーなど

 第14回絆カップ(M2)が盛岡競馬場で開催される。3歳以上オープン・ダート1200m、発走は11月10日(日)18:05。

 絆カップは2011年10月10日、東日本大震災からの復興を祈念して創設された。第1回から第3回まで地方競馬全国交流で行われ、第4回はJBC盛岡の開催に伴い、地元重賞で実施。第5回から第8回は再び地方競馬全国交流。第9回(2019年)から地元重賞へ移行し、2021年から舞台は盛岡ダート1600mから盛岡ダート1200mへ変更となった。

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重賞12勝目がかかる

【注目馬情報】

・ゴールデンヒーラー(牝6・水沢・佐藤祐司)

今シーズンは短距離路線へシフトして4戦4勝。重賞3勝をマークしました。岩鷲賞完勝後、体調ひと息のため北海道へ移動して休養。今回は4ヵ⽉ぶりの実戦となりますが、休み明け実績4戦4勝のパーフェクト成績。久しぶりをまったく苦にしないタイプです。今季5連勝を飾り、重賞12勝⽬となるか注目です。

・トーセンキャロル(牝5・水沢・佐藤浩一)

3歳時にひまわり賞(オークス)、OROオータムティアラの牝⾺⼆冠を獲得。昨年も岩鷲賞を快勝し、絆カップ2着。冬期間は南関東へ移籍して3ヵ⽉半の休養をはさんで帰郷。重賞・OROターフスプリント4着、重賞・ヴィーナススプリント3着にまとめました。前⾛5着は1000mが合わなかった印象。ベストの1200mで巻き返し必⾄。

・グットフォーチュン(牝5・盛岡・櫻⽥康⼆)

中央ダート短距離2勝から岩⼿⼊り。⽔沢2戦は着外でしたが、地元盛岡戦はすべて3着以上。交流・OROターフスプリントでは0秒1差2着に惜敗しました。得意の盛岡で重賞初制覇に燃えています。

・ルチルクォーツ(牝6・水沢・菅原右吉)

牝馬特有のシャープな切れを武器に水沢1300mのコースレコードを更新。時に取りこぼしもありますが、前走1200m戦で鮮やかな直線一気を決めて快勝。ペースが速くなれば再現の可能性も十分考えられます。

・ジュランビル(牝8・盛岡・飯田弘道)

中央4勝・オープンから南関東へ移籍。積極的に遠征に出かけて佐賀ヴィーナスカップ優勝、金沢・イヌワシ賞2着など活躍。OROターフスプリント5着後、転入してヴィーナススプリント2着。歴戦のキャリアが脅威の的です。

・ウラヤ(牡5・水沢・畠山信一)

中央3勝クラスから転入後、余裕の2連勝をマーク。重賞・青藍賞で1番人気に支持されましたが、好位一杯6着。マイルチャンピオンシップ南部杯13着はともかく評価が微妙になりましたが、1200m戦に活路を求めてきました。

・レディブラウン(牝6・水沢・千葉幸喜)

相手なりに駆ける堅実さを武器に今季も6勝2着3回。着外がわずか一度のみと抜群の安定感を誇っています。今回はメンバーが骨っぽくなりましたが、持ち味の差し脚で上位進出を狙います。