「ほんまに今が一番幸せなんです」谷村奈南が語る今…ヨガに魅せられ精神世界と向き合って…「再婚は考えてますか?」とも訊いてみた

“真骨頂”の新曲

――でも、それが今大事にされている“自分らしく”というマインドにつながったと考えると、無駄ではなかったわけですね。

全く無駄じゃないと思います。今までの人生のさまざまな経験を経て今の自分があります。 ほんまに今が一番幸せなんですね!幸福度の高さも深さも年々更新していて、これからも楽しみです。

今回の新曲『LIGHT』も私が今発信している『人生幸上委員会』の真骨頂のような曲で、応援ソングになります。多くの方に届けられたら嬉しいです。

――再婚したいというご意向はあったりするんでしょうか。

ご縁とタイミングがあればぜひ、という感じですね。いい出会いがあればいいんですけど、私、本当出不精なんで(笑)。でも、いいパートナーシップのためには、まず自分が自分のいいパートナーになってあげることだと思います。

パートナーシップだけでなく、自分と向き合わないことでどんどん気持ちが置き去りになり、本当は嫌だと感じていることも分からなくなり、さらには麻痺してしまう。無意識に我慢しているケースも多いと思います。

――そこを乗り越えたご自身は、今まさにノー我慢で?

そうですね。ノー我慢だったり、前は気づかなかった我慢に気づいてきます。逆も然りで、同じ好きなことでも感度が上がってきたり、新たな好きが溢れ出てきたりします。

本当に大好きなことだったら、大変でも幸せだったりしますよね。「やりたいことで生きていく」と決めたし、今が一番幸せなのは、自分と向き合っていることも大きいと思います。

でも、そういう生き方は決めた当初からいきなりできたわけではなかったです。「このオファーを断ったら、次はないんじゃないか」という不安のささやきが聞こえたりしたんですが、その度に自分の望みに立ち返り、断る勇気を持つようになりました。

仕事だけでなく、日常生活の小さなことから我慢を1つ1つやめていきました。人生は日常生活の連なりですからね。

――なんだか、生きづらさを抱える現代人に必要なマインドが聞けた気がします。最後に、今後の目標があればお聞かせください。

音楽や発信を通し、自分らしく生きるということを体現していくことで、お一人お一人がさらに輝いていくきっかけになれたら幸せだなと思います。

取材・文/集英社オンラインニュース班
撮影/村上庄吾