『Fighting Spirit Unleashed 2024』アメリカ・Lowell Memorial Auditorium(2024年11月8日)
○海野翔太&石井智宏vsザック・セイバーJr.&バッド・デュード・ティト×
海野が王者・ザックとのIWGP前哨戦に快勝。試合後、ジョン・モクスリーがVTRで登場し、「東京ドームに使者を送って、お前がなるべき姿に俺たちが仕立て上げてやる」と“教育”を予告した。
1・4東京ドーム大会でのIWGP世界ヘビー級王座戦が決まった王者・ザックと挑戦者・海野がこの日、ボストンの地で前哨戦を迎えた。
両者が先発で向き合うと、まずはザックがコブラツイストで絡みついた。すぐさま逃れた海野は早くもブレイズブレイドを繰り出したが、読んだザックが回避。2度目の激突ではランニングエルボーを叩き込んだ海野がフィッシャーマンスープレックスで投げたが、ザックも腕ひしぎ逆十字で絞め上げて譲らない。負けじと海野はローリングエルボーを叩き込んだが、デスライダーはザックが決めさせず。腕へのオーバーヘッドキックを見舞った。
終盤には海野がザックにデスライダーをさく裂。ようやく王者にクサビを打ち込むと、最後はティトにもデスライダーを決めて3カウントを奪い、IWGP前哨戦を制した。試合後、ベルトを掲げて勝ち誇った海野はバックステージで「ザック、今度は試合の中でデスライダー決めてやったぞ。どんな気分だ?」と挑発。「でもな、お前から獲れてねえんだ。必ずタッグでも、東京ドームへの道でも、お前から3つ獲ってやる」とザックから直接勝利をもぎ取ってドーム決戦を迎える構えをみせた。
また、試合後に海野の師匠・モクスリーがVTRで登場した。アメリカAEWマットで暴君と化しているモクスリーに海野は「今の彼のやり方が気に食わない。今のスタイルが大嫌い。正直、何が起きてるかわからない」と疑問を抱き、「戦って確かめたい」とIWGP戴冠後の対戦を見据えていた。
モクスリーは「お前は大きな間違いを犯している。暗い道を進んで、暗い考えをしている。俺は怒ってるのではなく、大きく失望している」と切り出すと、「俺たちはお前への教育を続けなくてはいけない。東京ドームに使者を送って、お前の問題を解決させる。お前がなるべき姿に俺たちが仕立て上げてやる」と予告した。
モクスリーはAEWマットでデスライダーズ(ブラックプール・コンバット・クラブ改め)を率いており、そのメンバーをドーム大会に投入する可能性大。「誰でも東京ドームに送ればいい。ウィーラー・ユウタ、PAC、クラウディオ(・カスタニョーリ)、誰でも関係ねえよ!誰が来ても、俺が東京ドームで負かしてやる!」と迎え撃つ構えを見せた海野は、「関係ない!お前と闘いたい。フ○○ク・ユー、ジョン・モクスリー!」とかつての師匠に通告した。