「下半身を固めろ」は間違い!アプローチでも“脚”を動かすのが正解

“アプローチは下半身を固めて打て” というレッスンを耳にしますが、じつはアプローチこそ下半身をしっかり使うことが大切!

積極的に脚を動かして、正確な方向性と距離感を手に入れよう!

狙った方向に打てる!距離がそろう!


画像左:体が止まってヘッドが暴れる、下半身を固めちゃダメ!
画像右:振り幅もフェース向きも安定、フットワークを使ってスイング

下半身を動かすと手の動きが抑えられる

アプローチは小さな動きだから脚を使う必要はない、下半身を固めて打て、というレッスンを耳にしますが、じつはアプローチこそ下半身をしっかり使うことが大事なのです。

下半身を止めるということは、手の動きでクラブを操作するということ。ボールに当てるだけなら手だけのスイングでいいかもしれませんが、これではヘッドの運動量をコントロールしにくく、クラブが暴れます。

距離感や方向性の精度を上げていくには手先を使わず、その代わり下半身をしっかり動かすことが重要なんです。

ヘッドが走ってコントロールしきれない

手先の動きでクラブを振るとヘッドの動きを制御しにくい、距離感や方向性がバラついてしまう

腕と体が同調しクラブの動きが安定する

手先を使わないのでヘッドが走らず、そのぶん振り幅や軌道、入射角をコントロールしやすい

下半身を使ったほうが上半身のムダな動きを抑えられる

下半身を積極的に使うことで上半身の動きを抑えられる 。スイングの精度や再現性が高まって、入射角も安定する

いかがでしたか? 積極的に下半身を動かして、正確なアプローチを手に入れましょう。

レッスン=青木龍一
●あおき・りゅういち / 1988年生まれ、神奈川県出身。日大ゴルフ部で活躍後、2012年にプロ入り。AbemaTVツアーからの飛躍を目指す。教え上手の理論派プロとしても知られる。

構成=鈴木康介
写真=相田克己
協力=ジャパンゴルフスクール