VR業界から大注目の「URSA Cine Immersive」をモック展示
URSA Cineシリーズの兄弟機となる「URSA Cine Immersive」の初展示も大注目だ。Appleの「Apple Vision Pro」のデバイスに特化した、Appleとの協力で実現したカメラである。URSA Cine Immersiveはデュアルレンズのカメラを搭載する。後部のカメラ部分はURSA Cine 17K 65と同じ17Kセンサーを搭載し、前部はBlackmagic自社開発製によるレンズを搭載した構成となる。
実機のリリースはまだ時間のかかる予定で、モック展示となる。URSA Cine ImmersiveはVR業界やXR業界を含めてかなり高い注目を浴びているという。価格は17Kの約500万円に対して、約600万円から700万円を予定している。
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Blackmagic CameraアプリのiPhone版とAndroid版を展示
もう1つのカメラ関係の注目は、Blackmagic Cameraアプリの展示だ。昨年のInter BEEでも展示を行ったiPhoneをBlackmagicのカメラと同じ形で使えるアプリ。従来はiPhoneのみの対応だったが、Android版を待望する声も高く、2024年6月にGoogle PixelやSamsung Galaxy、また市場でリクエストの多かったソニーのXperiaにも対応した。細かく手動で操作できるほか、Blackmagic Cloudへプロキシをアップロードするクラウドワークフローにも対応する。料金は無料で、誰でも利用可能だ。
さらに展示コーナーでは、各社リグとの組み合わせを紹介する。フォローフォーカスやレンズなどを組み合わせた本格的な撮影システムを実現できることを紹介する予定だ。