放送局から話題の「DaVinci Resolve Replay」を大々的に展示
「DaVinci Resolve Replay」もかなり力を入れて展示を予定している。スローリプレイ、ハイライト作成で使用できる放送局向けのソリューションで、まさにInter BEE来場者向けの製品である。
IP系の初展示も多数予定している。一番の注目は10Gスイッチの「Blackmagic Ethernet Switch 360P」の初展示だ。360Pを使うことで、放送局で使われているSMPTE-2110のIPを簡単に作ることが可能。IT系やIP系に詳しくない方でも従来のビデオハブと同じような感覚でコントロールができるのを特徴としている。
360Pの注目される点は、16ポート10Gと100Gのポートを2つ搭載しながら、454,800円の価格を実現している点だ。名称の「360」はポート数の合計で、「P」はパネル付きを意味している。正面にパネルを搭載して、そこで切り替えが可能。SMPTE-2110のNMOSコントローラーを実現しながら50万円以下の価格を実現してきている点も話題だ。こちらも国内初公開する。
また、SMPTE-2110系では、コンバーター製品を2024年4月のNABで発表したものの、まだリリースされていないものが多数ある。まだ未発売の「Blackmagic 2110 IP Presentation Converter」「Blackmagic 2110 IP Converter 4×12G PWR」「Blackmagic 2110 IP Converter 8×12G SFP」を展示予定だ。
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Blackmagic Video Assist 12G HDRと他社との連携を展示
また、他社との連携として、ソニーとの連携を展示する予定だ。IBC 2024で発表されて、ソニーからも先日対応が発表されたモニターレコーダーの「Blackmagic Video Assist 12G HDR」がソニーのカメラに順次対応する。
ソニーは、Video Assistを使用したBlackmagic RAW録画を「FX3」で実現するアップデートを2025年9月以降に提供すると発表。BlackmagicはFX6、FX9でのBlackmagic RAW収録に対応するVideo Assistレコーダーのアップデート時期については、2024年12月から2025年1月の予定としている(ソニーは「FX6」Version 6.0を2026年2月以降に提供予定としている)。ブースでは、ベータ版の段階でのFX6やFX9とBlackmagic Video Assistを組み合わせて収録できる様子を公開する予定だ。