まとめ
今回、各社のPTZコントローラーやソフトウェアを触ってみたが、用途に応じて使い分けが可能だと感じた。ソニーのRM-IP500はセンサー精度が高く、プロの撮影現場にマッチしそうだ。キヤノンのRC-IP1000は、タッチパネルモニターやジョイスティックの操作が簡単で、初心者でも扱いやすいだろう。
パナソニックのAW-RP150GJは、コンサート会場などの高度な映像演出の現場で活躍しそうだ。一方でMedia Production Suiteは、UIがすっきりしており、学校や一般企業での利用にも適しているだろう。
泉悠斗|プロフィール
神成株式会社、AVC事業部 部長。マルチカムでの収録および配信をはじめとする映像制作全般を得意とし、最新の機材を取り入れた映像制作に取り組む。近年では、西日本一の長さを誇る水上スターマインを打ち上げる「福山あしだ川花火大会」の生中継をはじめ、「TOYAMA GAMERSDAY」などのe-Sports映像制作まで幅広く手掛ける。また、高校放送機器展事務局長として、学生の映像制作活動支援を行う。