ジャイアンツ、FA菊池雄星を獲得か「スネルが街を離れる場合、ローテーションを埋めるために…」米メディア報道「堅実な補強になるだろう」

 米誌『Sports Illustrated』は現地11月10日、ヒューストン・アストロズからFAになった菊池雄星がサンフランシスコ・ジャイアンツと契約する可能性があると報じた。

「期待の先発投手を獲得か。ジャイアンツは期待の星となる左腕と契約すると予想されている」

 ジャイアンツの投手陣では、昨オフに2年総額6200万ドル(当時約95億円)で契約したブレイク・スネルが、契約を破棄するオプトアウトの権利を行使。FAとなってふたたびジャイアンツと契約するのか、もしくは他球団に移籍するのか注目を集めている。

 そんな状況のなか、同誌は「もしスネルが街を離れる場合、ジャイアンツはローテーションを埋めるために急いで方向転換しなければいけない」とし、「米メディア『PGH Baseball Now』のダニー・デミリオ記者は、スネルの代わりにキクチがサンフランシスコと契約するだろうと予想した」と伝えた。

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  トロント・ブルージェイズとの3年契約の最終シーズンとなった24年、菊池は7月にヒューストン・アストロズにトレード移籍。アストロズで10試合に先発して5勝1敗、防御率2.70、WHIP0.93と好成績を残し、今オフにFAとなった。

 同誌も「シーズンを通して素晴らしい結果を出すのが難しいとしても、ローテーションの第2選択肢として、優れた能力を備えているのは確か」と菊池の成績を称賛。続けて、「スネルを引き留められれば、キクチは非常に手堅いターゲットになるだろうし、スネルを失った場合でも堅実な補強になるだろう」と、スネルの去就にかかわらずジャイアンツに適した投手だと記した。

 菊池の去就には小さくない注目が集まっている。

構成●THE DIGEST編集部

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