『MONDAY MAGIC Autumn ep3』新宿FACE(2024年11月11日)
GHC女子選手権初代王者決定戦 MAGIC RUMBLE 10WOMAN BATTLE ○天麗皇希vsセイディ・ギブス×
NOAH初の女子タイトルとなるGHC女子選手権の初代王者決定戦が『MONDAY MAGIC』新宿大会で行われ、長与千種やボジラもサプライズ参戦したランブル戦を制して、マリーゴールドの天麗皇希が初代王座に就いた。
7つ目のGHCタイトルは団体初の女子王座。NOAHには近年『MONDAY MAGIC』を中心に女子勢も参戦しており、”グレート・ムタの娘”愚零闘咲夜をはじめ、フリー、マーベラス勢、マリーゴールド勢など国内外を問わない多彩なメンバーでにぎわってきた。
初代王座はランブル戦(時間差入場式のバトルロイヤル)で争われ、10選手が参加。『MONDAY MAGIC』だけに参加メンバーの事前発表はなく、その顔ぶれが注目された。
王者候補の咲夜と元AEWのギブスから試合はスタート。マリーゴールドの“怪獣”ボジラ、マーベラスのエース・彩羽、さらにマリーゴールドのUN王者・青野、MONDAY MAGICで活躍してきたフリーの高瀬…と大物が次々と入場すると、場内は大混戦に。最終入場者にマリーゴールドのシングルリーグ戦・DREAM STAR GPを制した詩美が現れると、戦いは一気に動き出した。
しかし、10人参加のはずが、突然、カウントダウンが始まると、長与がサプライズ登場。沸騰した場内は「千種」コールに包まれた。長与は襲いかかってきたマリーゴールド勢にエルボーを叩き込むと、彩羽とともに詩美にダブルの正拳突きをズバリ。ボジラとも果敢ににらみ合う。しかし、逆水平を放っても効果なく、たまらずエプロンまで追い込まれた。それでもボジラを羽交い締めにしたものの、咲夜の毒霧を食らい、そのまま場外に転落。最初の脱落者となってしまった。
その後も咲夜は暗躍。ボジラも毒霧で脱落させ、青野&高瀬をまとめてオーバー・ザ・トップロープに追い詰めるなど存在感を発揮するも、オープニングから戦ってきたギブスにオーバー・ザ・トップロープに追い込まれて無念の脱落に。残るは大物揃いの中、7番手から生き残ってきた新鋭・天麗とギブスの2人だけに。
キャリア初戴冠を目指す天麗はここぞとばかりに猛攻。得意のアメジスト・バタフライを投下してチャンスを掴む。ギブスはトップロープを掴み、逆上がりでリングに戻ろうとしたものの、天麗はそこを蹴り飛ばして、場外転落に追い込み、乱戦を制した。
名だたる猛者のせめぎあいをくぐり抜け、GHC初代女子王座に就いた天麗。シルバーとグリーンを基調とした新ベルトを手にした新王者に、場内は祝福の「コウキ」コールが送られた。
感極まった表情を見せた天麗は「プロレスラーになって約半年。私がシングルのベルトを獲りました。ロイヤルランブル、ちょっと特殊な形ではあったと思うけど、最後に残ってこのベルトを巻いてるのは私なので」と喜びをあらわに。「私もまだまだプロレスラーとして全然未熟だし、まだまだこれからだと思ってるので、このベルトと一緒に私もどんどんもっと大きくなっていきます」と王者として所信表明。詩美とのコンビで挑戦が決まっているマリーゴールドのツインスター王座獲りにも意欲を見せると、「いい結果を残せてすごく良かったです。大事に私と一緒に輝かせます」と誓いを立てた。
【天麗の話】「プロレスラーになって約半年。私がシングルのベルトを獲りました。ロイヤルランブル、ちょっと特殊な形ではあったと思うけど、最後に残ってこのベルトを巻いてるのは私なので。私もまだまだプロレスラーとして全然未熟だし、まだまだこれからだと思ってるので、このベルトと一緒に私もどんどんもっと大きくなっていきます。そして14日にはもう一つタッグのベルト(挑戦)を控えてるので。(林下)詩美さんも今日、私の試合見てくれてたと思うんで、一歩、詩美さんに近づけたんじゃないかなって。いい結果を残せてすごく良かったです。大事に私と一緒に輝かせます。ありがとうございました」