ドラマ「嘘解きレトリック」(フジテレビ系)の第6話が、11日に放送された。

 鈴鹿央士と松本穂香の共演で、都戸利津氏の人気コミックを実写ドラマ化した本作は、昭和初期を舞台に、貧乏探偵と人のうそが聞き分けられる奇妙な能力者が活躍するレトロミステリー。(*以下、ネタバレあり)

 ある日、探偵事務所の大家が鹿乃子(松本)に猫探しを依頼する。無事に猫を発見するも、家賃を負けてもらえないか、金にならないかと猫を交渉材料として考える左右馬(鈴鹿)に鹿乃子はあきれる。

 そんな中、藤島千代(片山友希)が左右馬を見つけて駆け寄るが男とぶつかって倒れてしまう。男は千代にけががないかを確認すると立ち去り、鹿乃子は千代が落とした荷物を拾う。そして、着崩れた千代の着物を着付け直すために事務所へ行くことに。

 着付けを終えた千代は、探偵事務所に興味津々。事務所の様子をメモしようとかばんを開けると、見知らぬ手鏡があった。ぶつかった時にまぎれたのではないかと推測した千代は男に手鏡を届けに行こうと言い出す。左右馬は男の装いなどから左官屋さんではないかとアドバイスし、鹿乃子を千代に同行させる。千代は「少女探偵団結成!」と喜び勇んで事務所を出発するが…。

 放送終了後、SNS上には、「左右馬先生もそれを演じる鈴鹿くんもメロ過ぎる。原作を読んで展開もせりふも全部知っているのにこんなに胸キュンできるなんて、実写化ってすごい」「2人の仲が深まった回でよかった。事件の犯人は分からなかったけど、事件がメインじゃない回もいいね」「今回も主役コンビに癒やされた。鈴鹿くんの話し方と声のトーンが優しくて好き」「うそという装置をうまく使いこなせている点がこのドラマを面白くしている」といったコメントが上がった。

 また、「うそには、いいうそと悪いうそがあるってなかなか分からない。『観念しなさい』『だから一緒にいればいいんだよ』って左右馬先生すてきだな」「思考が堂々巡りして抜け出せなくなっている鹿乃子を理解し、優しく手を差し伸べてあげられる左右馬先生がすてき過ぎる」「左右馬先生の優しさが伝わる温かい回だった。あんなんほれてしまうやろ」「くら田の大将(大倉孝二)が左右馬先生に『鹿乃ぼうをもっと大事にしてやれ』と話すシーンがよかった」といった声も。

 そのほか、「本当に原作に忠実でいい。鹿乃子ちゃんの人格形成の由来も説明してくれて原作を未読の視聴者も理解できるし、キャスティングもいい」「ドラマで初めて知って先が気になり過ぎて原作をそろえて読んだ。メディアミックスって賛否両論あると思うけど私はそのおかげで知ることができたのでとても助かった」などのコメントもあった。