騒動後、初めてコメントを発表した。
10月11日に騎手を電撃引退した藤田菜七子が11月12日に自身の公式インスタグラムを更新。騎手引退をあらためて報告し、騒動を謝罪した。
藤田元騎手は先月9日に一部週刊誌による報道で昨年4月頃までに複数回に渡り、調整ルーム内に通信機器(スマートフォン)を持ち込んで通信していたことが発覚。同11日から騎乗停止処分を受けていたが、同騎手は引退の意思を伝えて引退届を提出。これをJRA(日本中央競馬会)が受理して騎手免許が取り消され引退となった。
競馬界に衝撃を与えたアイドル騎手の不祥事と突然の引退。騒動後、初めてその想いを吐露した。
「この度は私の行動によりファンの皆様、ならびに多くの競馬関係者の方々に多大なるご迷惑をお掛け致しました事を心よりお詫び申し上げます。また、私の言葉で皆様へのご報告が遅くなり、申し訳ございませんでした」
「私事ですが、先月10月11日をもちまして騎手を引退致しました」
競馬関係者やファンに向けて、あらためて謝罪を表明した藤田元騎手は「今後につきましてはまだ何も決まっておりませんが、許されるならば、今後の競馬界の益々の発展に、私なりに尽力させていただけたらと考えております」と綴り、やはり競馬界への未練がまだあるよう窺わせた。
最後には、「これまで8年8ヶ月、騎手藤田菜七子を応援して頂き、本当にありがとうございました。藤田菜七子」と締めた。
女性騎手のパイオニアとして日本の競馬界をけん引し、2019年のカペラステークス(コパノキッキング)で重賞初勝利を飾るなど、着実に腕を磨いていた藤田元騎手。活躍の幅を海外にも広げていた人気ジョッキーの突然の引退発表は英国の大衆紙『The Daily Mirror』も取り上げるほど、海外メディアにも小さくない動揺を与えていた。
構成●THE DIGEST編集部
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