フィギュアスケートのグランプリ（GP）シリーズ第４戦NHK杯が11月8日から10日まで国立代々木競技場第一体育館で行なわれた。世界のトップスケーターが激闘を繰り広げて帰路につくなか、米国のジェイソン・ブラウンが日本のファンへ特別なメッセージを発信している。
３季ぶりにGPシリーズに参戦しているジェイソン・ブラウン。来月15日で30歳を迎えるが、円熟した技術やスケーティングは衰えを知らない。ショートは10位と出遅れたが、フリーで今季のシーズンベストを見事に更新（結果は７位）した。10日のエキシビションにも出場し、演技中に手拍子を求めて会場を煽りながら、軽やかなステップやジャンプで観客を魅了した。
オリンピックや世界選手権など、国際舞台で一緒に戦ってきた羽生結弦や宇野昌磨が現役を退きプロに転向。さらには田中刑事、宮原知子などが大会公式アンバサダーを務めるなど、かつてのスケート仲間がコーチやメディア側の人間として第２のフィールドで活躍しているなか、才能豊かな後輩スケーターらとしのぎを削る。
NHK杯の翌日、ジェイソン・ブラウンは自身のXを更新。なんとすべて日本語で綴り、星条旗を手に持って声援を送ってくれた日本のファンや関係者へ感謝の言葉を寄せている。
「NHK杯はとてもとくべつなイベント！JSF（日本スケート連盟）、NHK、ISU（国際スケート連盟）とファンの皆様ありがとう！ もう一度日本で試合ができてとてもうれしかったです！ いつも素晴らしいエネルギーに包まれて演技ができてうれしいです。より良い演技ができるよう、戦い続けます！ おうえんをありがとう！ 今もそして永遠に日本が大好き♥」
SNSでも日本語で発信するなど、かなり前から日本語の学習に打ち込んでおり、熱烈な親日家をアピールしているジェイソン。国内で行なわれるアイスショーでも、ひと際大きな声援が送られる屈指の人気スケーターは大好きな日本から多くの愛を受け、大会を満喫したようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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