「ドジャースを倒すほうが楽しいと思わないか?」佐々木朗希への“口説き文句”、米誌が30球団になりきり考案「街ではなく、国最大のスターになるのはどう?」

 千葉ロッテマリーンズからポスティングされる佐々木朗希を巡って、米メディアは去就などさまざまな報道を続けている。そのなかで米誌『Baseball America』は、「日本人スターの佐々木と契約するための口説き文句」と題した記事で、MLB全30球団の佐々木に対する口説き文句を考案。各30球団になりきって、佐々木を口説きにかかった。

アリゾナ・ダイヤモンドバックス
「ドジャースでプレーするよりも、ドジャースを倒す投手になるほうが楽しいと思わないか? 2023年にワールドシリーズに進出した若い才能のあるチームを提供できる」

アスレティックス
「映画『マネーボール』を観ました? 私たちと契約してもらえれば、重要な投手として登場することを約束したい」

アトランタ・ブレーブス
「君が勝ちたいのは分かっている。アトランタでは、大谷翔平や山本由伸の脇役になることはないだろう」

ボルティモア・オリオールズ
「すべてを勝ち取る準備が整った。そして、その一翼を担うことになる。ア・リーグのトップになり、ワールドシリーズで優勝する選手として、いつまでも記憶に残るだろう」

ボストン・レッドソックス
「ロウキ、あなたは5つ目の優勝トロフィーをもたらす投手になれる。栄光を取り戻すために必要なのは、エースだけなんだ」

シカゴ・カブス
「充実したファームシステムはあるが、チームはスターを必要としている。そのスターになってほしい」

シカゴ・ホワイトソックス
「私たちと会う時間を割いてくださり、ありがとうございます。本当に感謝します。数年後にチームの競争力が高まった時、私たちの主張ではなく、あなたの知性を尊重したことを思い出してください」

シンシナティ・レッズ
「25年はいい結果を残せるチャンスがある。あなたが6人ローテーションの先頭に立つことで、私たちはどの球団とも戦える」

クリーブランド・ガーディアンズ
「投手育成の点で、どの球団にも劣らない。あなたの強みを際立たせる綿密なプランを立てているから安心して来てほしい」

コロラド・ロッキーズ
「成績が伴っていないのは分かっている。でもチャレンジは好きだろう? 優勝候補に加わって駒のひとりになるよりも楽しいはずだ。優勝して球史に名を残してもらいたい。もちろん、楽な方法を好むのであれば、それは理解しよう」

デトロイト・タイガース
「24年は、地区シリーズまで勝ち上がったブレイクシーズンだった。タリク・スクーバルとの2枚看板で、チームは確固たる地位を築けるだろう」

ヒューストン・アストロズ
「ぜひ王朝に加わってほしい。どのチームとも競える打力があり、投手陣にも十分な力がある。ノーラン・ライアン以来、最も早い球を投げる投手として言及することを約束する」

カンザスシティ・ロイヤルズ
「24年にプレーオフチームだと証明し、将来的にタイトルを争うことを約束したい。それと、バーベキューは好き? 試してみる価値がある場所はたくさんある」

ロサンゼルス・エンジェルス
「自分のチームで5番目のスター選手になりたくないなら、ぜひ来てもらいたい。大谷翔平、山本由伸、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの影に隠れる必要はない。マイク・トラウトも喜んでスポットライトを分け合ってくれる。私たちはあなたを中心にチームを作る」

ロサンゼルス・ドジャース
「私たちは君が欲しい。君も私たちを望んでいる。一緒に、毎年のようにタイトルを勝ち取ろう。6人ローテーションの体制も整っている。私たちは日本で最も人気のあるチームだが、君が加わることでさらに次のレベルに到達できる」

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 マイアミ・マーリンズ
「マイアミは寒さを心配することがない素晴らしい場所だ。スター選手のひとりになる場所に行く必要はない。マイアミでチーム史上最高に選手になってほしい」

ミルウォーキー・ブルワーズ
「私たちはリーグ最高の守備を誇っている。ワールドシリーズ優勝に導いてくれれば、チームの伝説として名が残る。過去7年で5度ポストシーズンに進出しているが、最高はリーグ優勝決定シリーズ。チームをその先に推し進めるのはあなただ」

ミネソタ・ツインズ
「ミネソタは、ロサンゼルスやニューヨークよりも生活面の煩わしさがない。91年以来となるワールドシリーズのタイトルをもたらす投手になってもらいたい」

ニューヨーク・メッツ
「23年新人賞2位の千賀滉大とともに、MLBで最も投手が有利な球場のひとつで投げられる。スティーブ・コーエンほど、勝ちにこだわる熱心なオーナーはほかにいない」

ニューヨーク・ヤンキース
「素晴らしい街で、素晴らしいスターがいるチームに加わってほしい。私たちはタイトルに飢えている。あなたが加入すれば、それを実現できるだろう」

フィラデルフィア・フィリーズ
「うちのオーナーは、優勝こそがチームを所有する理由と言っている。再建を心配する必要はない。ファンは厳しいかもしれないが、彼らはチームの勝利を望んでいる。そして私たちは勝つ」

ピッツバーグ・パイレーツ
「ポール・スキーンズ、ジャレット・ジョーンズ、ババ・チャンドラー、そしてあなたがいれば、どんな打線でも抑えることができる。投手陣が若いため、資金は打線強化につぎ込める」

サンディエゴ・パドレス
「ダルビッシュ有やフェルナンド・タティースJr.、マニー・マチャドらが負担を分担している。一度、街に来てほしい。ファンの情熱を感じてほしい。フィッシュタコスを食べてほしい。二度と帰りたくなくなると確信している」

シアトル・マリナーズ
「素晴らしいファームシステムで、今後何年もいい成績を残していく。私たちはまだ優勝したことがない。あなたにそれを変えてもらいたい」

サンフランシスコ・ジャイアンツ
「ベイエリアは日本人にとって完璧。故郷にはすぐ帰れるし、コミュニティーも活気がある。LAでは大谷翔平や山本由伸と一緒になれるが、サンフランシスコであなたは脇役ではなくスターになるだろう」

セントルイス・カーディナルス
「かつては強豪だった。しかし、改善に取り組んでいる。より若く、より才能があり、より優れたことを示すのに、あなたよりも適した選手はいない」

タンパベイ・レイズ
「球場が破壊され、来年どこでプレーするのか分からない。それでも投手育成に優れて、毎年のように好投手を輩出している」

テキサス・レンジャーズ
「カンザスがバーベキューについて語っても、耳を貸さないでほしい。テキサスのブリスケット(牛肉)は、どの料理よりもおいしいんだ。チームには実績があるが、もっと勝ちたいと願っている。23年の優勝は一瞬の出来事ではない。あなたは必要な投手だ」

トロント・ブルージェイズ
「どの球団も自分の街のスターになれると約束するだろうが、私たちは違う。カナダスポーツ界の、国最大のスター選手になるのはどうだろう? それがトロントでは可能なんだ。あなたが加入すれば、優勝争いに加わる準備が完成する」

ワシントン・ナショナルズ
「ティーブン・ストラスバーグは、若きスターターとしてワシントンDCの伝説となり、ワールドシリーズ優勝に貢献した。あなたはナショナルズの次の伝説になれるだろう」

構成●THE DIGEST編集部

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