ウクライナゼレンスキー大統領は11月7日、ロシア侵攻の停戦を求める声に「ウクライナの安全を保証せずに停戦を急ぐのは危険だ」と述べた。

 この発言は、ハンガリーの首都ブダペストで行われた欧州の首脳会議後の記者会見でのもの。会合でハンガリーのオルバン首相が、トランプ氏の勝利に勢いを得て停戦を急ぐよう主張したのに反論したのだ。

 またゼレンスキー氏はロシアに派遣された北朝鮮兵にも言及し、1万1000人がロシア西部クルスク州で戦闘に加わり死傷者を出したと指摘。人数は明らかにしなかったが、ゼレンスキー氏がクルスク州の戦闘で北朝鮮兵が死傷したと確認したのは初めてのことだった。

 そんな中、ロシアに派兵された北朝鮮兵について驚きの情報が流れている。ネットの制限が解除されたおかげで、アダルト動画に夢中になっているというのだ。

「フィナンシャル・タイムズ紙の記者が自身のXアカウントで『信頼できる情報源によると、ロシアに派遣された北朝鮮の兵士たちはこれまでインターネットに自由にアクセスできる機会がなかった。その結果、彼らはアダルト動画を見まくっている』と投稿。これが広がり反響を呼んだのです。北朝鮮ではアダルトへのアクセスは禁じられているそうで、いかにもありそうな話。ロシアに派遣された北朝鮮兵にはすでに脱走情報も流れ、派遣先では食事も与えられなかったという劣悪な状況も報じられている。だとすると、アダルト動画はそうした中での“逃避”に使われているのかもしれません」(ウェブライター)

 ロシア西部には5万人の北朝鮮兵が集結かとも伝えられているが、果たして前線の士気はどうなっているのか…。

鈴木十朗

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