Episode0をおさらい いちばん力が出せるのはクラブと体が拮抗している状態
切り返しで「間」を作り、グッドタイミングで出力できたうえで、より大きなパワーを発揮するためには何が重要なのか。もちろん筋力もひとつの重要な要素だが、クラブの重さやモーメントと自分の体を拮抗させられていることもとても大事。これは本連載の「Episode0」で取り上げた話だ。自分の筋力やクラブの重さなどを適切に感知し、うまく両者のバランスがとれていれば、自分のもっている力を効率よく発揮できる。
いかがでしたか? クラブの振り子の周期を妨げずに力を出すことを意識してみてくださいね。
安岡幸紀
●やすおか・ゆきのり/1988年生まれ、高知県出身。高知高校ゴルフ部で活躍。卒業後、指導者の道に進み、日本プロゴルフ協会のティーチングプロA級を取得。現在はCHEERS GOLFの代表を務め、柳橋らとともにゴルフの原理原則の研究を行なっている。
山縣竜治
●やまがた・りゅうじ/1982年生まれ、山口県出身。國學院大学の野球部で選手とコーチ業を兼任。運動学やチーム指導などを幅広く学び、トレーニング部門も自身の体を実験体に専門的に経験。現在はゴルフの解剖に力を入れ「太子堂やまがた整骨院」で総院長を勤める。
柳橋章徳
●やぎはし・あきのり/1985年生まれ、茨城県出身。最先端のスイングや理論を研究し、ツアープロコーチとしても活躍中。その手腕によって復調やレベルアップした選手が増えている。YouTubeチャンネル「BREAKTHROUGH GOLF」でも上達に役立つ斬新な情報を発信中。
構成=鈴木康介
写真=小林 司、田中宏幸
協力=GOLFOLIC中延店