パナソニック:マルチパーパスカメラ「AW-UB50」「AW-UB10」を展示[Inter BEE 2024展示レポート]

「AW-UB50」「AW-UB10」は、パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションが先日開発発表を行ったマルチパーパスカメラだ。LUMIXブランドではボックスカメラ「BGH1」と「BS1H」を発売中だが、それらの業務用展開となる製品だ。


写真左:AW-UB10、写真右:AW-UB50

AW-UB50とAW-UB10の違いは、センサーサイズの違い。AW-UB50はフルサイズセンサー、AW-UB10はマイクロフォーサーズセンサーを搭載する。センサーが大きくなればなるほどボケた映像、シネマティックな映像が撮れるということで、2種類のラインナップを用意している。


AW-UB50とAW-UB10はマルチカメラでのリモートカメラの運用を想定している。リモートカメラで使える制御プロトコルに対応しており、従来のリモートカメラのシステムの中に混ぜて、コントロールパネルから操作ができるのを特徴としている。

コントロールパネルで操作すると、F値が変わって明るさが変化する。色味の操作も可能で、マルチカメラの運用ではたくさんあるカメラの色味合わせがポイントとなる。そのような色味の微調整をリモートでできるのを今回のポイントとしている。


リモートカメラはパンやチルトなどい勝手に優れているが、その分サイズや重量が重くなる傾向がある。そこと比べて、AW-UB50やAW-UB10はパンやチルトはできないが、小型サイズを実現して仕込みカメラとして使うことが可能だ。今後、場所や撮りたい映像、撮りたい映像の質によって、幅広くからカメラが選べるようになりそうだ。