「生産台数わずか4台」チェントロスティーレが日本市場のために開発した超希少な“マセラティ MC20 チェロ”が登場の画像一覧
マセラティ ジャパンは日本限定となる2つのスペシャルエディションの「MC20 チェロ」を発表した。マセラティのモータースポーツを代表する2色、青を基調とした「MC20 チェロ ブルー インフィニート」と赤を基調とした「MC20 チェロ ロッソ ヴィンチェンテ」の2つで、どちらも各2台ずつの限定生産となり、合計4台のみが製造される。車両価格については公開されていない。
マセラティのミッドシップスーパースポーツモデル「MC20 チェロ」
1914年のブランド誕生以来、マセラティはF1をはじめ様々なモータースポーツのシーンで活躍してきたが、マセラティのロゴに青と赤が用いられていることから、これまで多くのマセラティのレーシングカーに青や赤を基調としたボディカラーが採用されてきた。青と赤はマセラティのモータースポーツを語る上で欠かせない色となっているのだ。
今回登場した2台のスペシャルエディション「MC20 チェロ ブルー インフィニート」「MC20 チェロ ロッソ ヴィンチェンテ」はこうした歴史にオマージュを捧げて特別に開発されたもので、1950年代後半のレーシングスピリットをオープントップの最新モデル「MC20 チェロ」で再現。マセラティのデザインセンターである「チェントロスティーレ」が、モータースポーツに深い造詣を持つ日本の顧客に向けた特別なモデルとして開発した。
「マセラティMC20」は2020年に発表されたマセラティのミッドシップスーパースポーツモデル。100%自社開発で生み出した新型3L V6ツインターボエンジン「ネットゥーノ」を搭載し、8速DCTを介して後輪を駆動する。今回の特別仕様のベースとなった「MC20 チェロ」はそのオープントップモデル(リトラクタブルハードトップ)で、2022年5月に登場した。
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「無限の青」と「勝利の赤」でマセラティの純粋なレーシングDNAを表現
「MC20 チェロ ブルー インフィニート」は1958年に登場した「250F T3 ピッコロ」からインスピレーションを受けたモデルで、「ブルー インフィニート」はイタリア語で「無限の青」を意味する。ブルーを基調としたボディには白のバードケージデザインが施され、フロントグリルやCピラーのトライデントバッジもホワイトで統一。マセラティのブランドカラーでもあるブルーとホワイトで、マセラティの純粋なレーシングDNAを表現している。
もう1台の「MC20 チェロ ロッソ ヴィンチェンテ」は1950年代後半の名車「350S」で使用されたデザインを「MC20 チェロ」で再現したもので、光沢のあるレッドを基調に、ボンネットからエンジンフードにかけて続くソリッドホワイトとブルーパステルのトリプルストライプが特徴的。ルーフ格納部分にはソリッドグレーの大きなロゴが配されている。「ロッソ ヴィンチェンテ」とはイタリア語で「勝利の赤」を意味する。
インテリアもそれぞれのボディカラーに合わせてデザインされており、「MC20 チェロ ブルー インフィニート」は青と黒のコントラスト、「MC20 チェロ ロッソ ヴィンチェンテ」は赤と黒のコントラストで仕上げられている。両モデルともレーシング仕様のアルカンターラインテリアを採用し、外観との調和を意識したデザインとなっている。
また、カーボンセラミックブレーキ、先進運転支援システム(ADAS)、日本市場で人気の高いサスペンションリフターを標準装備。ホイールはグロッシーブラックで、ブルーのブレーキキャリパーが搭載されている。
それぞれ2台の限定生産という超希少モデルということもあって、車両価格は公開されてないが、ベースとなった「MC20 チェロ」の車両価格は¥35,500,000となっている。デリバリー開始は2025年1月以降の予定。