新日本プロレスは『NEW JAPAN ROAD in ANJO』11.9愛知・東祥アリーナ安城大会を開催した。第6試合では、タイチ&DOUKI&TAKAみちのくのJust 5 Guysと、SANADA&石森太二&外道のバレットクラブが対戦。SANADAは11.4大阪府立体育会館第1競技場大会で、バレットクラブのWAR DOGSリーダー、デビッド・フィンレーが保持しているIWGP GLOBAL ヘビー級王座に挑戦したタイチを裏切り、フィンレーに加担。まさかのWAR DOGS入りという闇落ち劇を繰り広げている。
今大会ではヒールになったSANADAのお披露目試合となった。SANADAは髪の毛をロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン時代以来となる金髪に染め上げて、コスチュームは黒に変更。テーマ曲も一進し、WAR DOGSのTシャツを着たまま試合を行なった。一方のJ5Gは再びJust 4 Guysへの名称変更を余儀なくされてしまう。
試合は怒り心頭のJ4Gが仕掛けてリング内外で乱戦に発展したが、最後はSANADAがレフェリー方向にTAKAをぶつけて、レフェリーの注意をそらせると、ポップアップしての急所蹴りからSkull Endで絞め上げてギブアップ勝ち。最後の急所蹴り以外は特にヒールファイトは見られなかったが、WAR DOGSは同じバレットクラブのH.O.Tとは違って、フィンレー以外はあまり凶器などは使わないため、SANADAもその路線で行くことが考えられる。タッグリーグにはゲイブ・キッドとのチームでエントリーしているだけに、凶器を超える狂気を見せてくるかもしれない。
試合後、まだTAKAを絞め続けるSANADAを見て、タイチがリングに上がるとSANADAは退散。マイクを掴んだタイチは「オイ、SANADA! テメー、何がやりてぇんだ! 外道、テメーもだぞ! テメーら好き勝手やりやがってよ。ソイツらの犬になれて幸せか? お前、言ってたもんな、犬になりてぇって。そっちで犬として買われてろ! 俺たち、『WORLD TAG LEAGUE』でも組まれてねぇ。このまま新日本でやる場所がなくなって、テメーら逃げ回るつもりか? そんなことさせねぇからな。新日本でやる場がなかったら、俺たちでオメーらが来る場、作ってやるよ。テメーら、SANADA、外道、ゼッテーに逃さねぇからな、コノヤロー!」と報復宣言。
バックステージに戻ってからも怒りは収まらず、DOUKIは「あんたがあのチームに行こうと、ぶっちゃけ、俺はどうでもいいと思ってる。ただよ、お前が(JUST 5 GUYSを)離れるその決断を、俺たちをダシに使ったな。それだけはよ、どっかでキッチリ、落とし前つけさせてもらうよ」と言って先に控室へ。続けてタイチは「俺らに興味なくなった? ここにいる意味はもうねえだとか、それ、オメー自身の問題だろ? お前が自分で自分自身を落としたんだろ? それをなんで俺らのせいにすんだよ。なんだ、こっちに来て、ハポンやめてこっちに来て、世界ヘビー獲った。そしてそのあと、(1.4東京)ドーム、負けて、『G1』も負け越し。なんとかつかんだザックとの選手権もダメ。そして海野さん、翔太にも負けて、その落ち込んだ気持ちを俺らにぶつけてるだけか? お前の言ってること意味がわかんねえ、全く。全く理解できない。ぶち壊すのが趣味だ? 裏切んのが趣味だ? それがよ、他人(ひと)が全身全霊懸けて挑んだ試合でやることか? やべえ趣味持ってんな、お前。最高にやべえ趣味持ってるよ。なあ?」とSANADAの言動と行動をメッタ斬り。 さらに「まあ、起きたことはもういい。お前、犬になりてえつってたもんな。ハポンじゃミドリレンジャーだったくせによ、こっち来てやっとアカレンジャーになりかけて、次は犬か…犬になるのが夢だったもんな。勝手にあいつらの犬にでもなってろ。オメーがフィンレーやゲイブの上に立てるとは思えねえよ。犬になってろ。オメーの夢がかなってよかったな。『(WORLD)TAG LEAGUE』、TAKAと出ることになって、オメーらと当たると思って楽しみにしてたけどよ、まさかの別ブロックか。逃げたな、オメーら。このままタッグリーグも当たらず、新日本、あいつらと当てる気がないんだったら、SANADA、外道、俺らから逃げんだったら、TAKAタイチ、15年目のタッグ…誰よりもタッグ歴長いんじゃないか? タッグリーグ出場するメンバーで。最年長コンビとはならんかったけど、最年長キャリアのタッグチームじゃねえか、俺らが。だから俺らにしかできねえことあんだよ。用意してやろうか、俺らが。テメーらの来れる場をな。楽しみに待ってろ。テメーら絶対に、絶対に逃がさねえからな、SANADA、外道。わかったな、逃げんなよ。それなりのことやったんだから。犬はテメーのケツ拭けねえもんな。俺が拭いてやる、テメーのケツ。用意してやる、場所。タッグリーグもなめんなよ、俺とTAKA。やる気が出てきた。全部ひっくり返してやるよ」と、新日本以外のリングを用意してでも制裁すると誓った。TAKAとタイチはかつて『タカタイチ興行』を何度か開催しており、SANADAと外道を制裁するために自主興行の開催も辞さない構えだ。
J4Gは金丸義信もバレットクラブH.O.Tに引き抜かれており、次期エース候補の上村優也は長期欠場中。存在感を示すためにもこれ以上は負けられない。
◆新日本プロレス◆
『NEW JAPAN ROAD in ANJO』
2024年11月9日
愛知・東祥アリーナ安城
観衆 1239人
▼6人タッグマッチ(30分1本勝負)
タイチ&DOUKI&●TAKAみちのく(12分17秒 Skull End)SANADA○&石森太二&外道
文⚫︎どら増田
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