MLBは現地11月12日、各リーグ、各ポジションごとに優れた成績を残した打者に贈る「シルバースラッガー賞」の受賞者を発表。ロサンゼルス・ドジャースからは大谷翔平(指名打者部門)やムーキー・ベッツ(ユーティリティ部門)とともに外野手部門でテオスカー・ヘルナンデスが選ばれた。
【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット! T・ヘルナンデスは昨オフFAとなり、単年2350万ドル(約36億円)の契約でドジャースに加入。早速チームのムードメーカーのひとりとなると、自身2度目のオールスター選出、さらには球団初のホームランダービー優勝を達成した。レギュラーシーズンでは打率.272、33本塁打、99打点の成績を残しポストシーズンでも16試合で3本塁打12打点と活躍、チームを世界一に導いた。
T・ヘルナンデスが同賞に輝くのはトロント・ブルージェイズ時代の2020年、21年に次いで3回目。専門局『MLB Network』にリモート出演し、以下のように受賞シーズンを振り返った。
「正直、ここまで上手くいくとは思っていなかった。多くの良い出来事があったが、最も重要なのは健康でいられたこと。信じられないほど素晴らしいシーズンだった。一生忘れられないだろう。この機会を与えてくれたこと、私がチームの優勝に貢献できると信じてくれたことに興奮している」
また優勝セレモニーで涙を流したことについて問われると「MLBで7年目だが、あのように全員が私に愛情を贈ろうとしてくれたのは今まで経験したことが無かったんだ。1年通してだ。私はエモーショナルな人間だからあれにはやられたよ」と笑みをこぼした。
最高のシーズンを送った故に他球団から高額オファーを提示される可能性も高いT・ヘルナンデス。コメントからは来季もドジャースのユニホームに袖を通したい、という意思が感じられるだけに、どのような決断を下すか注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部