様々な映像に関するソリューションを展開しているアストロデザインだが、今回のInter BEEでも秀逸な展示を行っている。
4Kから8Kへ映像ソリューションが移行していく中、来年1月に発売される予定の8Kに対応した非圧縮メディアサーバーが展示されている。こちらのメディアサーバーは当然のように8Kだけでなく4KとHDにも対応しており、4KやHDでは複数の非圧縮映像の記録と再生が可能だという。
今回のアストロデザインブースではあらゆるところでこのメディアサーバーが使われたソリューションが展示されている。8K✕8K VRや8Kの切り出し、そしてスタジアム・アリーナソリューションなどでも使われていて、8Kがもう手の届く所まで来ていることを印象付けている。
その中でも一番目を引くのが、最新の光源分離型8Kプロジェクターだ。ブース正面から投影されたその8Kの映像はモニターかと思えるほどの高輝度で投影されている。16,000ルーメンを発揮するRGBレーザー光源はまさしくプロジェクター部から分離され、19インチラックの上下で配置されている。光源とプロジェクター部は極太の光ファイバーケーブルで接続されている。
150インチ以上のスクリーンに対応プロジェクターの重量はゆうに120キロを超え、150キロ近くの重量があるものもざらだが、光源を分離させることによりプロジェクター部は70キロ程度と半分くらいの重量になり、なおかつ光源を追加することも可能だという。つまり16,000ルーメンが32,000ルーメンにまで引き上げることができるという。モニターでしか実現できなかったような高輝度の映像が、プロジェクターによる投影で実現できる時代がやってきたのだ。
今後もアストロデザインには、注目していかなければならないだろう。