ホストクラブ乱立のため、ホストの人数も増えています。そうなると、指名ホストを選ぶ側の女性も「どの店の誰にしよう?」とかなり迷うことに。 彼女たちはどんな風に担当を決めているのか、調べてみました。

4. SNSの応援がきっかけに



(写真:iStock)

 そして近年急増しているのが、SNSをきっかけにホストクラブに行くようになったというもの。

 たまたまホストの発信を見つけて、面白いなと応援するようになり、ライブチャットなどで投げ銭しているうちに、もっと応援したくなってお店に行くというものです。プロフィールに店名やお店のリンクも明記されていることが多いのです。

 マッチングアプリの出会いと大きく違うのは、女性たちは最初からホストだとわかっているところ。

 マッチングアプリの場合は、最初はホストであることを伏せて近づき、後から「実は」と打ち明けるのでトラブルになることもあります。しかしSNSはそうした嘘もないのがいいところです。

「担当」には役割がある

 このように、実は担当ホストをお店に入ってから決める人よりも、ネットで見つけたお気に入りのホストに会いたくて、ホストクラブに行って担当にする人のほうが多くなりつつあるようなのです。

 きっかけはどうであれ、担当となった以上は、彼の売上やノルマに協力するために、ボトルを入れたりシャンパンを開けたりすることもあるでしょう。

 人によって予算はさまざまですし、その予算に応じて担当の尽くし具合も違うかもしれません。

 あまり無理せず、自分なりに担当との関係性を楽しむことがいちばんだと言えるでしょう。

(内藤みか/作家)