ペドロ・アルモドバル監督が、第81回ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞した最新作、映画『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』。この度、本作の予告映像と日本版ポスターが公開された。
アカデミー賞外国語映画賞に輝いた『オール・アバウト・マイ・マザー』、アカデミー賞脚本賞を受賞した『トーク・トゥ・ハー』をはじめ、映画界に足跡を残し続ける名匠・ペドロ・アルモドバル。そんな彼の最新作は初の全編英語作品で、病に侵され安楽死を望む女性と彼女に寄り添う親友の最期の数日間を描く物語。
キャストには、ウェス・アンダーソン監督作品やジム・ジャームッシュ監督作品の常連として知られ、『フィクサー』でアカデミー助演女優賞に輝いたティルダ・スウィントンと、『アリスのままで』でのアカデミー主演女優賞に加え、世界三大映画祭すべてで女優賞を受賞したジュリアン・ムーア。ふたりのオスカー女優が親友同士を演じ、繊細な友情を体現する。
人生の終焉を迎えようとしているマーサ(ティルダ・スウィントン)は戦場ジャーナリストとして長い間活躍しており、その性格も情熱的で荒々しく自分に正直。対して小説家として成功したイングリッド(ジュリアン・ムーア)は、物静かで思いやりがあり困っている人を見捨てられない性格をもつ。まもなくアワードシーズンに突入するアメリカでは連日のようにノミネート予想がでており、陰と陽のように正反対の女性を演じたティルダとジュリアンはどちらも主演女優賞の有力候補として注目されている。
映画『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』は、2025年1月31日(金)より公開。
作品情報
映画『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』
重い病に侵されたマーサは、かつての親友イングリッドと再会し、会っていない時間を埋めるように病室で語らう日々を過ごしていた。治療を拒み自らの意志で安楽死を望むマーサは、人の気配を感じながら最期を迎えたいと願い、“その日”が来る時に隣の部屋にいてほしいとイングリッドに頼む。悩んだ末に彼女の最期に寄り添うことを決めたイングリッドは、マーサが借りた森の中の小さな家で暮らし始める。そして、マーサは「ドアを開けて寝るけれど もしドアが閉まっていたら私はもうこの世にはいないー」と言い、最期の時を迎える彼女との短い数日間が始まるのだった。
監督・脚本:ペドロ・アルモドバル
原作:シーグリッド・ヌーネス「What Are You Going Through」
出演:ティルダ・スウィントン、ジュリアン・ムーア、ジョン・タートゥーロ、アレッサンドロ・ニボラ
配給:ワーナー ブラザース映画
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©El Deseo. Photo by Iglesias Más.
2025年1月31日(金) 公開
公式サイト room-next-door