北海道の山や本州の標高の高い山々に雪が降り積もった11月9日。
東京池袋にあるCinema ROSAで「Salomon Quality Ski Time Film Tour 2024(サロモン クオリティ スキータイム フィルムツアー 2024;以下QSTフィルムツアー2024)」が開かれた。
2023年のQSTフィルムツアーでは、アメリカ・カナダの各地で16公演、フランスでは5公演が行われ、計9000名近いスキーヤーが参加。2024年には、初開催となる日本をはじめ世界7か国へとスケールアップし、全20都市で9月~11月にかけてキャラバンするという世界規模のフィルムツアーだ。
東京の前に開催された上海や北京でのツアーも盛況とあって、アジア全体でスキーが盛り上がる下地ができつつあるようだ。
このQSTフィルムツアーではスキーの多彩なストーリーとアクションが一度に味わえる。1本の作品だけを見るのではなく、ビッグマウンテンからストリートスキーなどさまざまなシーンを網羅した映像が数本流れ、スキーの幅広さやユニークさが体感できる。しかもそれらを映画館の大画面と迫力ある音響となれば、没入感も半端ない。
11月9日当日は都内でも雪にまつわるイベントが目白押しだった。代々木公園では東京雪祭が、夜からはスノーボードのフィルムイベントが開かれるなど、冬が待ち切れないスキーヤー・スノーボーダーにとっては、気持ちの高ぶる1日だ。15時半からドアオープンとなったQSTフィルムツアー2024も、開場前から列ができ、いまか今かという様子だった。100名近くが訪れた会場のなかにはあの有名スキーヤーもちらほらと……。
東京公演で流れた映像は次の4作品。『SKINEMATIC』 Made by HILLTON。『Camp Blank』 by Blank Collective。『<-OPEN-』 by Départ Crew。『波紋』 by BONZ 。
ほとんどが、ツアー終了後にウェブで見られる作品だが、『波紋』 by BONZはオンラインでは未公開の作品。話題のスキー「Depart」をクリエイトしたクルーによる映像作品は日本初公開。残りの『SKINEMATIC』 、『Camp Blank』の2本は、ゲストの勝野天欄が撮影に参加しているとあって、本人から直接見どころを伝えてもらえるのは、やはり現場ならではの醍醐味だ。
映像の合間や終了後にはお待ちかねの抽選会も開催。ちなみに、ツアーに参加した人はメンバーシッププログラム登録で参加費無料に加えて、お土産にQSTフィルムツアー2024オリジナルTシャツがもらえるという、太っ腹対応。
勝野天欄がプレゼンターとなり、サロモンのビーニーやバックパック、ゴーグルが抽選で次々と手渡される。なかでも会場が沸いたのは、BOA搭載のサロモンのフリーライド系ブーツ(SHIFT ALPHA BOA)とスキー(QST X)の抽選だ。
映像に出ていたスキーヤーたちが履いていたBOAブーツやスキー「QST X」が当たる。入口のタペストリーと共に飾られていたスキーに加えてストライブビンディングの復刻カラー付きを。ブーツはモデルやサイズも選べるとあって、抽選は誰もが固唾をのんで見守っていた。
幸運を掴んだ2人のスキーヤーは、いつも以上にシーズンが待ち遠しくなったに違いないだろう。
4作品の上映と大抽選会、MC DAIGOと勝野天欄によるショートトークショーなど公演時間の2時間弱はあっという間に過ぎていった。自身が関連する映像が3作品も上映された勝野天欄は上映会の感想をこう語ってくれた。
「4作品ともそれぞれに雰囲気が違って、スキーの自由さが伝わったと思います。楽しいスキーが始まる時期はすぐそこまできているし、このイベントを通じてワクワクしてもらえたら嬉しいですね。映画館のスクリーンと爆音で映像を見ると、滑りへのテンションも上がります!!」
彼の言葉は、記念撮影の様子を見れば、会場にいた全員に伝わったはずだ。
映像もぜひチェックしてほしい。
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