NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)がとらえた火星表面の画像です。2019年7月9日に撮影されました。

脳のひだのように見えることから「“脳”地形(“brain” terrain)」と呼ばれる大地にある直径45mのクレーターが映っています。このクレーターは、2010年10月から2012年5月までの間に形成されたものです。

クレーターの内側に明るい物質が露出しています。この物質は時間とともにその範囲が変化します。その変化の仕方が、太陽熱で起きる昇華による変化と一致するため、明るい物質は水の氷だと見られています。

Image Credit: NASA/JPL/University of Arizona

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