小5からオーバードーズ。拒食症になり、高1で生活費を稼ぐため援交…20代で薬物依存に陥った女性の懺悔

「もっと若いうちに死にたかった」

はじめてODしてから、15年近くが経過した。いまは双極性障害やパニック障害、ADHDの診断が下りて、精神科で服用された処方薬も服用している。常時、10種類近くの薬を飲むようになった。

「もっと若いうちに、ODの恐ろしさに気づくべきでした。10代の頃は、若くて綺麗なうちに死にたいと、刹那的にODしてましたが、人はそんな簡単に死ねないです。

そうしてODを続けてたら、24時間以上起きれなかったり、記憶が途切れ途切れになったりと、日常生活に支障をきたすようになりました。

もうこれ以上、身体がボロボロになるのが怖いので、いまは減薬に取り組んでます。スケジュール管理のアプリで、薬をいつ何錠飲んだか記録してますが、それでも薬がないと不安でたまらない。将来的に、生活保護を受けないといけないのかなと、惨めな気持ちにもなります」

アヤさんはまだ26歳だ。ただ、彼女の声は、だいぶ疲れているように聞こえた。

取材・文/佐藤隼秀