北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選、森保一監督率いる日本代表は、インドネシア、中国とのアウェー2連戦に臨む。そしてこの11月シリーズの2試合では、CFの選手起用が注目を集めている。
これまで、森保ジャパンで長らくCFを務めてきた上田綺世が負傷により未招集となったことで、FW登録である前田大然、古橋亨梧、小川航基、大橋祐紀らが同ポジションのスタメン候補に挙がっている。
いずれもタイプが異なる4人だが、指揮官がどの選手を選択するかには海外メディアも関心を寄せており、米スポーツ放送局『ESPN』でも、現地時間11月13日、日本代表の特集記事の中で予想を立てている。
「日本は誰がアヤセ・ウエダの穴を埋めるのか?」と銘打ったトピックでは、上田の欠場を「日本にとって今予選で初めての大きな試練」と評しており、FWの選手起用を予想。同メディアは「理論上、最も経験豊富な2人、セルティックのキョウゴ・フルハシとダイゼン・マエダが有力な候補だ」と見込んでいる。
その上で、およそ1年ぶりの代表招集となった古橋には、「再び復帰のフルハシが、ウエダの不在をチャンスとして、実力を証明する重要な機会となるかもしれない」と主張する。
また、最終予選で2得点を挙げている小川は上田と同タイプであるとして、「ターゲットマンとしての役割なら、オランダのNECでプレーするコウキ・オガワが適任だろう。彼は代表での7キャップで7ゴールという素晴らしい成績を持っている」とこれまでのスタッツを称賛した。
さらにもう1人、代表初出場の機会をうかがう大橋への評価も高い。「ブラックバーンに移籍した後も最初の7試合で5得点を記録し、チャンピオンシップでの適性を示した」とクラブでの活躍を振り返っており、「オフ・ザ・ボールの動きや、体格以上の強さを発揮する能力、そしてゴールへの鋭い嗅覚があるオオハシは今回、モリヤス監督が起用できる選手の中で、最もウエダの役割を担うにふさわしい選手かもしれない」と期待を寄せた。
トピックでは4選手への見解とともに、「通常の9番が不在となるが、W杯予選をさらに前進させるための有力な選択肢が揃っている」と選手層の厚さを強調している。激しいポジション争いとともに、これまでのチーム力をどれだけ維持できるかなど、見どころの多い2試合となりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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