地方公務員はモテるのかモテないのか?
結論として、地方公務員の結婚相手としてのニーズは、昔も今もほとんど変わらずそれなりに高いようです。
特に堅実で慎重なタイプや安定志向の女性は、地方公務員のように収入や立場が安定していて、長期的に人生設計しやすい相手を結婚相手の候補として選びたいのが本音でしょう。
とはいえ、働き方が多様化している昨今、職業はお相手を選ぶ一つの参考程度に過ぎない一面もある様子。
「地方公務員」という肩書きを婚活のカードとして使うには、肩書き以前に「キャラクター」が物を言いそうです。
筆者の身近にいる20~30代の女性に「地方公務員は結婚相手として魅力的?」とたずねてみたところ、次のような回答が。
「収入が安定しているのは超魅力的! でも退屈な人だったら結婚までは考えないかな……」
「容姿が好みなら言うことなし」
「結婚相手の候補にはあがるかもしれないけど、最終的には価値観が合うかどうかが重要」
「地方公務員とはいえ家計が不安」
「結婚するなら公務員一拓だと思う」
「職種だけで結婚相手を選べないけど、有利ではある」
サンプル数は多くないものの、「地方公務員というステータス性への評価の高さ」が総じてうかがえました。
現実問題として、地方公務員の婚活市場は悲惨かというと、そんなことはないようです。
総務省統計局の「2022年就業構造基本調査」によると、男性の公務員の生涯未婚率は、国家公務員で15.3%、地方公務員に至ってはわずか9.8%。
男性有業者全体の生涯未婚率が24%程度であることを鑑みると、地方公務員の結婚率が相対的に高いことがわかります。
「地方公務員」というカードは、上手に使えば婚活の戦局を大きく変える有利な手札になりそうですね。
出典:総務省統計局「2022年就業構造基本調査」
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職業に関係なくモテる人の特徴
「地方公務員は(相対的に)結婚率が高い」のは、データが示している通りです。
確かに筆者の身近にいる公務員は全員が既婚者。
しかし、どうやら現代女性は「職業よりも相手の人間性が大事」と考える傾向がある様子。
職業は一つのカードではありますが、それよりも重要なのが「フラットなジェンダー観」や「女性への寄り添い力」でしょう。
「いくら収入が安定していても、女性特有のコンディションに理解がない男性は無理」と思っている女性はどうやら多そうです。
地方公務員であろうと実業家であろうと、「女性を大切にしない男性は女性からも大切にされない」という原則は、古今東西普遍的に変わりませんね。
少子化が加速する現代の厳しい婚活市場において、幸せな結婚を実現するには、肩書き以上に“人間力”が求められるのかもしれません。