〈技能実習生問題〉日本では妊娠は病気扱い? 妊娠報告直後に契約終了となったベトナム人女性の苦悩

妊娠したら、さようなら ――女性差別大国ニッポンで苦しむ技能実習生たち

吉水慈豊

2024年10月4日¥1,900(本体)+税 円(税込)232ページISBN: 978-4-7976-7452-1なぜ、技能実習生の赤ちゃん遺棄事件は続くのか。 妊婦の悲しみと苦しみに寄り添った女性僧侶が綴る一冊 ベトナム人の「失踪」が相次ぎ、「奴隷労働」と国際的に批判された外国人技能実習制度。 その廃止は決まったけれど、近年は技能実習生が孤立出産に追い込まれ、赤ちゃんの死体を遺棄する事件が立て続く。どうして「悲劇」は繰り返されるのか? 新制度が始まれば、もう起きない? マタハラが許されないこの時代、まるで妊娠したことが罪であるかのように仕事をやめさせられ、日本から追い出される数多くのベトナム人女性たち。 寄る辺なく悲しみ、悩み、苦しみを抱えたそんな妊婦のために戦い、新しい「いのち」の誕生をやさしく支えてきた女性僧侶の著者による、慈悲の記録。