大麻などの薬物の乱用防止を広く呼びかける厚生労働省と千葉県のイベントが、11月12日(火)に千葉県教育会館大ホールで開催されました。「麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動千葉大会」と題されたこの日のイベントには、ボーイズグループ・OWVの浦野秀太と本田康祐のほか、おかずクラブ(オカリナ、ゆいP)、インポッシブル(えいじ、ひるちゃん)、ジェラードン(アタック西本、かみちぃ)、そしてパリ五輪のフェンシング男子フルーレ団体・金メダリストの飯村一輝選手が登場。芸人たちとのコラボで“薬物乱用の危険性”をテーマにしたコントを披露するなど、わかりやすく伝えました。
出典: FANY マガジン
OWV・本田がコント作家に猛抗議!?
イベントの第1部は、薬物乱用防止に貢献した個人に「厚生労働大臣感謝状」をはじめとした各種表彰の贈呈が行われました。
第2部では、厚労省の取り組みについて紹介された後、芸人たちが登場しそれぞれのネタを披露。ジェラードンは、アタック西本が角刈り型に切り抜かれたボードに触れずに通り抜ける人気ネタ「角刈り型抜きチャレンジ」を披露して大いに盛り上げました。
続く「コントで解説!薬物乱用の身近な入口」のコーナーでは、芸人たちとOWVの浦野と本田、そして飯村選手が即席ユニットを結成。日常に潜む薬物との危険な接点をコントで紹介しました。
本田が「今日は先輩方(芸人たち)がたくさんいるので、おんぶに抱っこのつもりできました」と話すと、ジェラードン・かみちぃは「オーディションのときを思い出してさ、オレたちのことを食う感じできてもらって大丈夫」と、なぜかアイドルの先輩風に返して笑わせました。
出典: FANY マガジン
まずはOWV・本田がカフェ店員に、おかずクラブの2人が客に扮して登場。SNSなどで拡散される「大麻は体に悪くない」という誤情報にオカリナが惑わされてしまう様子を紹介しました。
これを見た飯村選手は「最近は闇バイトのニュースも聞くし、どんなきっかけがあるかわからないので、気を付けなければと思いました」とコメント。公益財団法人「麻薬・覚せい剤乱用防止センター」の松本達朗専務理事は、「目にした情報が正しいかどうか、公的機関のホームページなど信頼できるところでしっかり確認すべき」と注意を促しました。
出典: FANY マガジン
おかずクラブ・ゆいPは、OWV・本田のコント参加について「セリフや、私たちとのカラみももっとほしがっていました!」と貪欲ぶりを暴露。本田は「本当にセリフが少なくて……」と語りながら、この日の台本を作った作家に対して、ゆいPのギャグ「これがお前らのやり方かー!」で力いっぱい“抗議”しました。
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ゆいPの“P”は“麻薬密売人”の意味?
続いて、アタック西本扮する見るからに怪しい先輩と、かみちぃ演じる見た目は聡明な先輩に、OWV・浦野が“アイス”という隠語で取引される覚醒剤の運搬を依頼されてしまうコントです。最後は浦野のキレのあるツッコミがキマってオチました。
舞台上のスクリーンでは、“アイス”以外の隠語も紹介。「P」が薬物の売人である“プッシャー”を示す隠語であることから、ゆいPが「(私が)売人ってこと?」と不安がって笑いを誘いました。
親しい人から、危険な仕事を依頼されそうになった場合の対処法について、松本氏は、「きっぱり断ることです。いちばんいけないのが曖昧な態度。困ったら警察や厚生労働省、公的機関の各窓口に相談すれば、通報したことは外部に漏らさずに守ってくれます」と解説しました。
出典: FANY マガジン
最後はインポッシブルの2人と飯村選手によるコント。ひるちゃんが、知らない人からもらった薬物入りのお菓子を食べそうになるたびにえいじに止められ、何を信用したらいいのかと混乱したときに、飯村選手がフェンシングのユニフォーム姿でさっそうと現れました。
飯村選手はコント初挑戦とは思えないほどの演技を見せ、「めちゃめちゃ楽しかったです!」と笑顔で感想を語り、客席から大きな拍手が送られました。
出典: FANY マガジン
松本氏によると、過去にはイベント会場で大麻入りのお菓子が配られ、知らずに食べてしまった人が救急搬送された事例もあるとのこと。アタック西本が「僕は味覚がバカなので、わからず絶対に食べちゃいそう……」と不安を漏らすと、松本氏は「大麻はあまり味がなく、口から摂取すると、症状が出るまでに時間がかかるので、次々と食べてしまう可能性があります。だから、知らない人からもらったものは口にしないように」と注意喚起しました。
最後は、出演者全員で「その誘い、ちょっと待って!!」と力強く呼びかけてイベントを締めくくりました。