毎週土曜の昼下がりに、芸能人やヒット商品など世間の話題を集めるモノの裏側に迫る、カンテレの情報バラエティ番組『ウラマヨ!』(関西ローカル/カンテレドーガ・TVerで配信あり)。11月16日(土)13:00からは、【甘い香りの裏にはお金の匂いが!ウラマヨ!おいもフェス】が放送されます。その中から、脱サラして3年で大阪No.1のさつまいも農家となった男性のアツい想いと“もうけのカラクリ”について一足先にお届けします。
さつまいも農家、もうけのカラクリとは!?
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秋になると街中やSNSにあふれる“おいも”。ブームは年々勢いを増しています。その流れに見事乗っているのが、大阪府八尾市でさつまいも農家を営む渡邊博文さん。3年前までは広告代理店に勤めていたそうですが、「趣味で農業を始めてそれがすごく楽しくて、1年でも早く本気でおいもを作ろうと思って会社を辞めました」とのこと。
育てているのはシルクスイートという品種で、“大阪をさつまいもの産地にする”との夢から、独自ブランド“夢シルク”として販売しています。
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渡邊さんは大阪各地にある合計9,000坪の土地で、約50トンの夢シルクを仲間と共に栽培。始めてわずか3年ながら年商1200万円、収穫量では大阪No.1に。府が認定する“大阪産(おおさかもん)”にも選出され、ライフなどのスーパーのほか、全国の飲食店からも高い評価を受けているそうです。
また、夢シルクを多くの人に知ってもらいたいという思いから、毎年秋には親子連れなどを招いて芋掘り体験会を開催。「昔、僕らが何気なく体験していた芋掘りが都会だとだんだんできなくなってきていて、じゃあ僕らがそういうイベントを企画していこうっていうのが農業を始めた理由です」とアツく語った渡邊さん。しかし、おいも農家になった裏には「もうけられると思ったカラクリみたいなのがいくつかあって……」と話すなど、きっちりとした勝算があったのです。
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9,000坪の土地の賃借料は全部タダ!?
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渡邊さんは“もうけのカラクリ”について、「9,000坪の土地は全部タダでお借りしてます。地主さんからお金とられそうになるから言っていいのかわからないんですけど(笑)」と驚きの告白。
その背景について、「借りてる畑が基本的には“遊休農地”っていう、今、誰も何も育ててなかったりこれからも予定がなかったりする畑なんです。地主さんからすると、放っておくと草がボーボーになっちゃうんですけど、僕らが使うとキレイになるっていう思いで貸してくださるというのがまず一つ目ですね」と渡邊さんは説明。
続けて、「もう一つは草を放置していると畑として認められなくなるんで、すごく固定資産税が上がっちゃうというのがあります。なので地主さんから見ると“タダでもいいから貸した方がキレイに管理できて税金を抑えられる”というカラクリがあります」と、リアルな事情をぶっちゃけました。