決して真似できないその制作工程に迫る

純銀のツヤ消しモデルを制作。まずは地金の状態で叩いて形を整える。

オーダーサイズに沿って手切りでカットする。

金槌の表面に細かな傷をつけ叩くことで金槌の傷を移しながら、地金を潰してエッジを立たせていく。一本打つうちに金槌の傷は消えるため、消えたらまた傷をつくる。

火を入れ手で曲げられるぐらいの軟らかさになるまで熱する。

今度は木槌で叩く。バングル状に成型しながら、木槌につけた傷で金槌の傷を上書きしていくイメージ。

最後に、腕を通す間口の部分や裏側を研磨していく。

職人・坂入さんによる丁寧な工程を経て生まれた純銀ツヤ消しバングル。表面に付けられた傷やエッジの表情は個体によって異なるため、自分だけの一点モノとなる。

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オーダーはベルーリア鎌倉で

膨大な数のサンプルが用意された〈市松〉のオーダーサロン

【DATA】

神奈川県鎌倉市長谷2-20-32

TEL0467-22-2566

12:00〜18:00 不定休(※要予約)

@ichimatsu_accessory

(出典/「2nd 2025年1月号 Vol.210」