PGAツアー「ワールドワイドテクノロジー選手権」が、メキシコ西部のバハ・カリフォルニア半島最南端に位置するメキシコ屈指のリゾート地・ロスカボスで開かれた。
タイガー・ウッズ設計コースでメキシコ産“日本酒”を嗜む
今年は日本人選手が出場しなかったため、日本での注目度は高くなかったが、会場となったエル・カルドナル・アット・ディアマンテはタイガー・ウッズが設計したコースとして注目度は高い。
最寄りのロスカボス国際空港へは、アメリカやカナダ各地のほか、メキシコシティからも多くの直行便がありアクセスがしやすい。航空機だけでなく、大型のクルーズ船の寄港地でもあり、街の治安も良く、繁華街は大勢の観光客で賑わいを見せている。サボテンの生えた丘陵地が太平洋と隣り合わせとなる景色も風変わりで面白い。
ゴルフだけでなく、ホエールウォッチング、スキューバダイビング、カヤック、フィッシングなどのアクティビティも充実しており、家族みんなで楽しめるリゾートだ。
エル・カルドナル・アット・ディアマンテの注目ポイントは、実はクラブハウス内にあるタイガープロデュースのレストラン「ザ・ウッズ・カボ」。
ロスカボスは、太平洋とカリフォルニア湾の二つの海が出合う潮目に開かれたリゾートなため、地元漁師から仕入れる新鮮なシーフードをふんだんに使用したメキシコ料理がメインディッシュとなっているのだが、料理は日本食の雰囲気を纏っている。
それもそのはず、タイガーは大の日本食通としても知られており、ザ・ウッズ・カボではお寿司も提供されている。
また飲み物では、岐阜県の三千櫻酒造が技術協力して作られたというメキシコ初の純米吟醸酒「波(NAMI)」をレストランで味わうこともできる。厳密には、日本以外で生産された酒は“日本酒”と呼ばないそうだが、メキシコで味わう”日本酒“は楽しみの一つだ。
ロスカボスでは、今年公開されたミシュランガイド初のメキシコ版に掲載のレストラン全157軒のうち18ものレストランが選出されており、ザ・ウッズ・カボに行けなくとも、食通を満足させるレストランは他にも多数ある。
サーフ&ターフ+αを満喫できるロスカボスに行ってみませんか?
いかがでしたか? ロスカボスへゴルフ旅行してみませんか。
フォトグラファー 田辺安啓 (通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。
写真・取材協力=ロスカボス観光局日本支局