滞在中はここでしか食べられないものをゲット!

 

現地にしばらくいるならば、「köttsoppa」(シェットソッパ)=お肉のスープを試してほしい。缶を開けてお鍋に出して同じ量のお水を足して沸かすだけ。塩分もほど良くて、前の日に食べ過ぎたときにも抜群。簡単だしね!

「LEVERPASTEJ(レーヴェルパステイ)は柔らかいパテです。朝ごはんのときにパンに塗るのがポピュラーです。これを塗る前に、マーガリンもしっかり塗ってね。合わさったパテの苦味とマーガリンの甘味がよく合います。

そしてそして! スウェーデンへ行ってこれを食べてなかったら、残念〜。「 KALLES KAVIAR」(カッレス・キャビア)はどの家庭の冷蔵庫にも100%入ってます! パンにはもちろん、ゆで卵にもぴったり。え? キャビアって高いでしょと……と思ったあなた。ご安心ください。スウェーデン人は魚の卵をキャビアと言います。グニュっとチューブから出すと、イメージ的に飛びっ子とマヨネーズを混ぜた感じ。材料はタイセイヨウダラの卵、砂糖、塩、すり下ろしたジャガイモとトマトピューレこのカッレス・キャビアの製造元は「アバシーフード社」という会社で、カッレスは1950年から新聞広告を掲載し、笑顔の男の子のイラストと抜群の味は瞬く間に人気に。今は「カッレス」という商品名になり、2022年にはヴィーガンタイプも発売。流石のこだわり。

アバシーフードと聞いて、「おや!?」と思ったあなたはさすがです。 スウェーデンが誇るポップグループABBAのマネージャーさんがみんなの名前を呼ぶのが面倒で、頭文字だけを取ってABBAと呼ぶようになったとき、こちらのキャビアのアバ社に電話したらしい。名前を使っていいのかどうか。明らかにキャビアのABBA社が知名度ありましたからね。ABBA社は快くオッケーし、言うまでもなく相乗効果! ちなみにアバ社は魚介類を専門として、缶詰を作ってます。お魚のツミレをロブスターソースやディルブイヨンも温めるだけなのでずっと愛されてます。

FELIX社のラビオリもトマトソース味で絶品。これも……温めるだけ! 気づきましたが、スウェーデンに住んでたら料理ができなくても楽チンに暮らせます!

「WILD CHIPS」はヘラジカのビーフジャーキーみたいなもの。ジビエが例え苦手でもこれなら大丈夫なのでは? 牛乳やバターのセクションも豊富で昔から脂肪分で分けられてます。200ccに対してライトミルクは1グラム、ミドルミルクは3グラム、そしてレギュラーミルクは6グラム。自分の身体や健康を考えて選ばれています。


マーガリンやバターには乳製品もありますが、アレルギーの方向けに菜種油のものも豊富に揃ってます。

これは、魚を注文するときに発行されるQRコード。これがあるから列に並んで待たなくてもいいシステムです。

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ケーキにお花になんでもそろうからパーティーもおまかせ

前回はキャンディショップ「カラメラ」を紹介しましたが、 そこでお話ししたように、スウェーデン人は甘いものが好き! だからヘムシェープにもキャンディ量り売り場があります。 ホールケーキも菓子パンもたくさんあります。フィーカ文化はやはりこうしたところに出ますね。日本でしたらショートケーキのひとり分ならスーパーにもありますが、ホールが何個も積まれてます。そして売れます。

お花も日常の中では当たり前なので、広めのお花売り場も。フラワーショップの営業時間は夕方までのところが多く、こうして売られると助かります。わたしも自分のウェディングブーケをスーパーで買ったバラで手作りしました。

このほかにも紹介しきれない日用品などもあります。 外国人はワゴンいっぱい買い物するイメージがあると思いますが、それは昔スーパーの閉店時間がとても早かったから。わたしが小さい頃、スーパーは18:00で閉店。自動販売機もなく、家に飲み物がなかったら水道水。それも美味しかったけどね! でも、自分や家族のためにもいつでも冷蔵庫をいっぱいにしたいもの。1週間分買わないといつ買い物が出来るのかはわからない。こうしたヘムシェープみたいな大型スーパーは平日朝7:00〜夜11:00まで開いてますので、かなりありがたい。スウェーデン人は家族と過ごすことを大切にしてるので、クリスマスイブは16:00までだったり、お正月も店舗によっては早く閉まります。

いよいよお会計。ちょっとドキドキするかもしれないけど、セルフレジと有人レジもあります。袋が必要なら積まれてますので、自ら取ります。もちろん再生紙。このヘムシェープではもらったレシートを出口のところで読み取って、門が開く。こんな素敵なスーパー、一度入るとずーっといられます。この原稿を書いていたら、 買い物に行きたくなりました!

では、次号のスウェーデン最新情報もお楽しみに♪