男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。
いちいち聞かないでよ!
抱かれる気にもならない(写真:iStock)
「1番キモい! って思うのは、夜の生活でもそういう態度をしてくるところ。
付き合って最初は、普通だったんですよ。でも最近は『〜してもいい?』とか『どうしたらいい?』とかって私に聞いてくることが増えて、かなり萎えます。
流れってあるじゃないですか。それが彼の言葉ひとつでプツッと切れちゃって、我に返るんですよね。
だから彼との夜の生活も、最近では面倒に感じますね。あ〜、またしなくちゃいけないのか…みたいな」
マコトさんが由紀さんに気を遣えば遣うほど、由紀さんはマコトさんに対して冷めていくと話します。
(広告の後にも続きます)
オラオラ系よりマシ?
一緒に暮らして楽だと思うよ(写真:iStock)
「夜の生活だけでもイヤですけど、普段からそんな感じ。ビクついている彼なんて、男らしさを感じないですよ。
オラオラ系よりマシじゃん! って考え方もあるとは思いますけど、私は男らしい男性が好きなんです。
姉に相談しても『我が強い夫よりも、一緒に暮らして楽だと思うよ。いいんじゃないの、今の人で』ってアッサリ言われてしまって。
そんなもんなのかなぁ…って思うんですけど、やっぱりどうしても腑に落ちないのです」
このままマコトさんがビクビクした態度をやめなければ、結婚しても楽しくはないだろうなと考えている由紀さん。