いかに「遠心力」を利用してクラブを走らせるか。これがシニアゴルファーの大きな課題であり、飛距離アップの重要なポイントだ。55歳からうまくなるレッスンを芹澤プロがレクチャーしてくれます!
「振る」のではなくクラブに「振られる」感覚が大事
クラブにかかる「遠心力」をうまく利用すれば、歳をとってもまだまだ飛ばせる。それには、長いクラブでの素振りが一番の練習法だと芹澤信雄はいう。
「長いうえに重さがある素振り用のバットが最適ですが、ドライバーでも代用できます。自分の力(腕力)でクラブを振るのではなく、クラブに振られる、振り回されるといった感覚で、遠心力を感じながら振ってみてください。
バックスイングはいつもよりゆっくりと。ゆっくり上げるほど体がネジられて、体重が右足に乗る。そして体の回転と左への体重移動を使い、フォローでヘッドスピードが最速になるように振り抜きます。こうするとスイングアークが大きくなり、遠心力がさらに働くので効率よく飛ばせます」
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Point1 バックスイングはいつもよりゆっくり行う
体の回転でクラブをゆっくり上げると、体が深くネジられ、体重が右足に乗る。トップで止まっていられるくらいのバランスが理想的。
左足体重のトップは厳禁
ボールがあると体重移動に失敗し、左足体重のトップになりやすいので注意しよう。
右股関節を入れて左足を浮かす
トップで左足を浮かし、右足1本で立つことができれば合格。
遠心力を感じながら振る
遠心力を感じるには、素振りが一番の練習法。フィニッシュが崩れず、バランスのいいスイングが身につく。