体が硬くなったときの飛ばし方!「体重を右に残して…」とシニアプロが解説

Point2 フォローでヘッドスピードを最速にする

切り返し以降、体の回転と体重移動を使いながらスピードを徐々にアップ。フォローで最速になるように振り抜く。

インパクトでボールに当てる、合わせるといった動きをすると、ヘッドスピードが減速してしまう。

レッスン=芹澤信雄

●せりざわ・のぶお/1959年生まれ、静岡県出身。173cm、68kg。

レギュラーツアー5勝、シニアツアー1勝。屈指の理論派で、数多くのプロを育成。22年、日本プロゴルフ協会の副会長に就任した。TSI所属。

構成=小山俊正
写真=圓岡紀夫
協力=チームセリザワ ゴルフ アカデミー

次は福永和宏プロのレッスン。50歳をすぎると関節の動きが悪くなり柔軟性が低下する。そこで体が硬くなったらドライバーの打ち方を工夫してみよう。

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体重移動より回転力を利用して飛距離アップ


球が高く上がらない人にもオススメ!球の打ち出し角が高くなり高弾道のショットが打てる。

歳をとると関節、とくに股関節やヒザ、足首など下半身の柔軟性が低下し、可動域が狭くなる。そのままだと下半身が動かなくなり、飛距離ロスを招く、と福永和宏は指摘する。

「フットワークを使った体重移動は下半身の関節のやわらかさが必要で、シニアには不向き。そこで体重移動より回転力を利用して飛ばしましょう。ダウンスイング以降、左への体重移動を抑えて、右に体重を残す。右足体重のままその場でクルッと回転すれば、高弾道のショットが打てます。これなら体が硬くなっても大丈夫。ただし、体の回転を止めてしまうとすくい打ちのミスになるので、フィニッシュまで体を回し続けることがポイントです」