『世界最強タッグ決定リーグ戦2024』夢メッセみやぎ本館展示ホール(2024年11月16日)
Aブロック公式戦 ○斉藤ジュン&斉藤レイvsライジングHAYATO&安齊勇馬×

　斉藤ブラザーズが今年3度目の地元・宮城凱旋でアジアタッグ王者・HAYATO&安齊とのタッグ王者対決を制し、最強タッグ開幕2連勝。レイは全勝優勝にかける「決意表明」として禁酒とヒゲ髭りを宣言した。

　史上7組目の全勝優勝、史上7組目の世界タッグ王者による優勝、そして史上初の世界タッグ王者による全勝優勝と3つの快挙に挑むジュン&レイ。初戦で諏訪魔&鈴木を撃破し、2戦目となったこの日、今年3度目となる宮城凱旋を果たした。

　相手はアジアタッグ王者・HAYATO&安齊のELPIDAコンビ。タッグ王者対決は25分を超える激闘となった。一進一退の攻防が続いた中、先に流れをつかんだのは斉藤ブラザーズ。安齊をダブルヒップトスで投げ、DOOMによる仕上げに入ったが、HAYATO&安齊もこれを阻止。ダブル低空ドロップキックでレイを止め、安齊はコーナー上のジュンにジャンピングニーを見舞うと、雪崩式ブレーンバスターで叩き落とした。

　終盤にはジュンと安齊が真っ向勝負で火花。ジュンがアッパー掌底で競り勝つと、ELPIDAコンビはHAYATOのスワンダイブ式ミサイルキック、安齊のジャーマンを立て続けに決めて譲らず。レイが駆けつけても安齊のジャンピングニーとHAYATOのトラースキックを同時に決めて返り討ちにした。

　勝負に出た安齊がジャンピングニーを前後から連発し、ジャーマンで攻め込んだが、ギムレットはジュンが決めさせず。スピアーで安齊をねじ伏せた。レイも張り手でHAYATOを蹴散らし、安齊にフライングボディアタックを放つ好フォロー。孤立した安齊にダブルチョークスラム、ジュンがジャックハマーとたたみかけると、最後は合体技・DOOMを久々に爆発させて安齊から3カウントを奪った。

　斉藤ブラザーズがタッグ王者対決に快勝。最強タッグ2連勝で宮城凱旋を飾った。この日も会場には1335人が来場する大盛況で宮城での斉藤ブラザーズ人気を証明。試合前にはサイン会対象のグッズ購入者の長蛇の列ができた。

　地元の期待に応える快勝劇。ジュンは「最強タッグまだ始まったばかりだ。俺たちは必ず全勝優勝して、今年の最優秀タッグ獲ってやるから楽しみにしてろ」と宣言してみせた。するとレイは「そのためには俺はある決意表明をすることにした。

　チャンピオン・カーニバルでは、ここ仙台で斉藤ブラザーズ対決であんこ禁止とビール禁止をかけてジュンと戦ったが、レイは快挙達成へ向けて自らを追い込むつもり。「「勝つために、この最強タッグ全勝優勝するまで酒、禁止にした方がいいな。ただ、お前もその代わりスイーツ禁止だ。分かったか?」と二人の好物を断つ構えをみせた。

　ジュンは拒否したものの、レイは「俺が言いたかったのはそれじゃないな。この決意表明、しっかりするために、この俺もヒゲを剃ってやるぜ」とまで宣言。大石真翔、ジュンにヒゲを切ってもらうと、「これでこの最強タッグ、必ず全勝優勝してやるぜ! 楽しみにしてろ、フォー!」と高らかに誓った。

　地元での快勝劇によって、快挙達成へ向けて二人の勢いに拍車がかかったのは間違いない。そして不退転の覚悟も示したジュン&レイの次戦は明日11・17鶴岡大会。前アジアタッグ王者のMUSASHI&吉岡との対戦を控える。

【試合後のジュン&レイ】

▼レイ「勝ったぜ!」

▼ジュン「最強タッグ2戦目も地元・宮城でキッチリと決めてやった。それにしてもだ、本当にヒゲを剃るのか? 俺、やめた方がいいと思うけどな」

▼レイ「前にな、ここ宮城で三冠のベルトに挑戦した時に必ず手に入れてやるって言って獲ることができなかったからな。それぐらいの決意表明をしっかりとして。するからには今回この最強タッグ、必ず優勝。それもただの優勝じゃねえ。全勝優勝するってことだ。それくらいの決意表明ってことだな。このあとちゃんと全部剃ってやるぜ」

▼ジュン「俺は今まで散々、伸ばしてくれって言ってきたけど、サンタクロースぐらいに長いヒゲがほしかったな。そこまでお前の意志が固いんだったら、それは仕方ない。本当に全部剃るんだな?」

▼レイ「剃る。あとはさっきリング上で言ってた通り、俺もビールどころか、この最強タッグをしっかりと全勝優勝するまで酒禁止。お前はスイーツ禁止」

▼ジュン「スイーツ禁止? 今朝、角田市長から甘いものもらった」

▼レイ「それにしてもELPIDAの安齊勇馬とライジングHAYATO。なかなかやるな。途中でちょっと危ないシーンが結構あったな。アジアタッグ王者なだけあって、なかなかの強敵だ。だが、今日しっかり最後にDOOMで決めてやったぜ! このままの勢いで、この最強タッグ、全勝優勝してやるぜ! 楽しみにしてろ、フォー!」

▼ジュン「本当に剃るんだな。うーん…」