【NOAH】熱闘RATEL’S対決が名古屋魅了 金髪夫婦がGHCジュニアタッグV4

『齋藤彰俊引退記念大会 -Deathtiny-』愛知・ドルフィンズアリーナ(2024年11月17日)
GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合 ○HAYATA&YO-HEYvsタダスケ&菊池悠斗×

 RATEL’S同門対決となったGHCジュニアタッグ王座戦が名古屋ビッグマッチで実現。王者の“金髪夫婦”HAYATA&YO-HEY組が激戦の末にタダスケ&菊地組を破って4度目の防衛に成功した。

 9月のRATEL’S再結成から約2ヶ月で早くも同門王座戦が実現。新生RATEL’Sの威信をかけた一番となったが、試合で際立ったのは新加入の菊池だった。

 「RATEL’Sは金髪夫婦の印象が強い。新生RATEL’Sは菊池悠斗が引っ張ってることを証明する」。そう真っ向から下剋上宣言を放っていた菊池は序盤から躍動感溢れる動きで見せ場と作り、王者組に肉薄。お互いを知り尽くしている同門対決だけに、激しいシーソーゲームに発展する。

 大技が交錯して4選手が大の字になったが、タダスケが得意のスピニングトーホールドでペースをたぐり寄せると、アクセルを踏んだ菊池が怒とうの大技ラッシュ。必殺のトルネードスタンプが火を吹いた。

 さらに、ブラックイーグル(ダイビングフットスタンプ)を投下するも、HAYATAは間一髪で回避。コーナーめがけてのフランケンで流れを変える。タダスケがカットに飛び込んでも、斬り込んだYO-HEYがスーパー顔面Gで排除。金髪夫婦は合体フェイスクラッシャーで勝機をたぐり寄せると、最後はHAYATAが403インパクトで菊池を沈めた。

 激戦の末に最後は完勝で金髪夫婦が4度目の防衛に成功。ともあれRATEL’S対決で尾張名古屋を魅了してみせた4人は、試合後にはノーサイドで4人手を合わせて改めて結束を確認し、場内も拍手に包まれた。。

 バックステージで王者・金髪夫婦は肩を組みながら“アツアツっぷり”?を強調。YO-HEYは「RATEL’S対決やったわけやけど、改めて俺たち4人は最高なチームっていうのをリング上で分かりあえたんじゃないかな。ほんのちょっとの差や。タッグ愛、夫婦愛が防衛につながった」と振り返ったうえで、「今日は彰俊さんの引退興行。ノアジュニアは大丈夫だって、安心して引退できるような試合になったんちゃうかな」とも語り、HAYATAも「同じや!」と同調していた。