ニューヨーク・ヤンキースからFAとなり、今オフ最大の目玉となっているフアン・ソトが、各球団と交渉を行なっている。すでにトロント・ブルージェイズ、ボストン・レッドソックスと面会。続いてニューヨーク・メッツと交渉を行なったようだ。
米紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者は11月16日、「メッツのオーナー、スティーブ・コーエンがカリフォルニアでフアン・ソトと“大がかり”で“とても詳細”な会談を行なった」と速報した。
「オーナーのコーエンは、デビッド・スターンズGM、カルロス・メンドーサ監督ら球団首脳を率いて、人気FAのスーパースターと会談した。あらゆる兆候から、このミーティングが極めてうまくいったことがうかがえる。メッツのプレゼンは“大がかり”で“とても詳細”だったようだ。会談はカルフォルニア州ニューポートビーチ近郊の非公開の場所で極秘に行なわれた。漏れ伝わるのは断片だけだが、情報筋によるとメッツはソトに好印象を与えたという」
【プレミア12画像】4回に源田壮亮が本塁打!台湾に勝利し侍JAPANが3連勝!!|台湾 1-3 日本
今オフにFAとなった26歳のソトを巡っては複数球団が強い関心を示しており、総額は昨オフにロサンゼルス・ドジャースと10年総額7億ドル(当時約1015億円)で契約した大谷翔平を超えるとも言われている。
ヘイマン記者も、「メッツが今回の会談で正式オファーを送ったかどうかは不明だが、左の強打者がドジャースのスーパースター、ショウヘイ・オオタニが保持している契約額記録を更新することはほぼ確実だ」と報じた。
ブルージェイズ、レッドソックス、メッツに続いて24年に所属したヤンキースも、現地18日にソトと会談する予定となっている。それでもヘイマン記者は、「いまのところ各球団との話合いは中盤の段階だが、資金力があり、永続的な優勝チームをつくると決意しているメッツが他球団よりもチャンスがあるだろう」と見通している。
今オフ最大の注目株の去就に、大きな注目が集まっている。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】FAフアン・ソトの争奪戦、“謎の”2球団が判明? 米メディアが消去法で大予想「ボラス代理人が交渉材料として利用したいタイプのオーナーだ」
【記事】「獲得に全力で取り組む」MLB公式がソト移籍の“最有力候補”に挙げる球団は? 代理人とオーナーの関係も指摘「いくつかの大型契約を締結している」
【記事】ソトはレッドソックスとの3時間面談に「感銘を受けた」と地元メディア。同地区ライバル球団への“電撃移籍”が実現するか