カタルニア・サーキットで開催されているMotoGP最終戦ソリダリティGPでホルヘ・マルティン(プラマック)が2024年シーズンのチャンピオンに輝いた。
マルティンは2023年シーズンと同様に、ドゥカティファクトリーチームのフランチェスコ・バニャイヤを相手にタイトル争いを繰り広げてきたが、第19戦マレーシアGPでバニャイヤがスプリントレースを転倒したことで、最終戦には24ポイントリードと有利な状態で臨んでいた。
予選4番手となったマルティンは、スプリントレースでバニャイヤに先行を許し、さらにエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)に抜かれ3位フィニッシュ。その結果バニャイヤとのポイント差は19点となり、決着は決勝レースへと持ち越されることになった。
迎えた決勝レースでは、マルティンはバニャイヤに優勝されたものの、3位を確保。最終的に10ポイント差で、2024年のMotoGPチャンピオンに輝いた。
マルティンは2021年にプラマックからMotoGPクラスに昇格。4年目にして頂点に立った。
サテライトチームのライダーが最高峰クラスでチャンピオンとなるのは、2001年の当時500ccでナストロ・アズーロ・ホンダ所属だったバレンティーノ・ロッシ以来のことで、MotoGPクラスとなってからは初めてという偉業だ。
なおマルティンは2024年シーズン限りでプラマックを離れ、2025年シーズンはアプリリアへの加入が決まっている。