パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。48歳で処女を卒業し、現在はフリーで自分の時間を楽しんでおります。そんな独身貴族を謳歌しているなか、ひょんなことから「Abema」に出演し、48歳まで処女だったことについて生放送で話すことに…。 その日の番組MCは、ひろゆきこと実業家の西村博之氏。彼が私に放った「48歳まで処女だったなら魅力がなかったんじゃないの?」について“反論”したいと思います。

カチン!と来たひろゆき氏の言葉



(C)日刊ゲンダイ

【48歳で「男」を知りました。】

 出演したのは、Abema TVが月~金曜21時から配信している報道リアリティーショー『ABEMA Prime』。テーマは「処女」で、一時SNSをにぎわせた“処女卒サポート”の実情などを語る回に、48歳まで処女だった当事者としてリモート出演することになったのです。

『ABEMA Prime』は曜日によってMCが変わるのですが、私が出演した回は、ひろゆき氏。それを知った時点で、嫌な予感が…。

 まずは私が48歳まで処女であった理由や育った家庭環境などを一通り説明し、進行役のアナウンサーが「ひろゆきさんはどう思いますか」と、彼にコメントを求めると、

「48歳まで処女だったっていうことは、魅力がなかったってことじゃないの?」

「自分の努力が足りなかったと思いませんか?」

 と言い放ったのでした。

 嫌な予感は的中。なんて失礼なことを言うんだ! とカチンと来たものの、まあ相手が相手だしそうなるよね、と自分にいい聞かせ、「仕事や趣味に夢中だった」と話したのですが、生放送だったこともあり、それ以上は言い返せず…。

 なので、私は努力をしてこなかったわけではなかった、と、改めて発信したいなと思います。

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本当に努力してこなかったのか?



恋心は人を変える(写真:iStock)

 このコラムでも綴ってきたとおり、わたしは小さい頃から長年のオタクです。オタクの祭典と言われているコミックマーケットにも通ってたほどでした。

 正直言って自分の容姿には無頓着。服装も実家の近くのイトーヨーカ堂に売っているようなコスパのいい服を“なんとなく”着ているだけでした。

 しかし、高校生になって日本のバンドの追っかけをするようになって、突然おしゃれに目覚めたのです。

 なぜなら、「推しに可愛いと思われたい! おっかけの誰よりも目立ちたい!」という思いが芽生えてきたから。

 そう、好きな人に対する恋心は人を変えるのです。女性なら経験がある人、多いのでは?

 おしゃれに目覚めてからは、買ったこともなかったファッション誌を買い漁り、すっぴん上等からメイクにも手を出し、毎月数万円が飛んでいく日々。

 当時はバンギャ(バンドファンの女性のこと)だったので『Zipper(ジッパー)』や『KERA(ケラ)』といった雑誌を参考に、「HYSTERIC GLAMOUR(ヒステリックグラマー)」、「BA-TSU」などのブランドの服を少ない収入で何とかやりくりしながら、買っていました。