現地時間11月19日に開催される北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第6節で、森保ジャパンは中国と敵地廈門で対戦する。
中国とは2か月前の開幕節で埼玉スタジアムで戦い、7-0で圧勝している。ただ彼らは現在2連勝中。それも直近のバーレーン戦は終了間際の決勝弾による劇的勝利で、俄然勢いに乗っているうえ、勝手の違うアウェーゲームであり、前回のスコアは一旦忘れた方がいいかもしれない。
もっとも、日本側に一切の油断はない。11月15日のインドネシア戦後に「今日も4-0のようなスコアにならない展開にもなりえたし、もっと謙虚に戦わないと。僕らにはまだまだ甘いところがあるので、改善しないといけない」と気を引き締めていた三笘薫は、17日に廈門で初めて練習を行なった際に改めて、こう語った。
「自分たちが圧勝したところで、相手も気合が入っていると思うし、(2位以下は)すごく混戦なのでチャンスだと思って来ると思う。自分たちも良い準備をしないといけない」
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2位のオーストラリア、3位のサウジアラビア、4位の中国が勝点6で並ぶ大混戦のなか、首位の日本は勝点13で頭ひとつ抜け出している。この状況に関して問われた際も、三笘が出した答えは危機感に溢れたものだ。
「毎回言っているけど、(重要なのは)毎回の勝利でより引き離せるところ。そこ(を達成してきたの)は自信を持っていかないといけない。本当に毎試合良い準備をしてきたからこそ、この結果が来ているので、次の試合もその準備をしないとひっくり返るような試合だと思う。そこは全選手が前の最終予選から警戒しているし、メンタル的な準備は問題ないと思う」
より高いレベルを目ざす森保ジャパンは、27歳のエースが言う「謙虚さ」を徹底し、「甘さ」が皆無の戦いを見せられるか。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)
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