スローライフを実感できるスポーツ電動アシスト自転車でのツーリング。

今回、新宿区矢来町にある事務所スタートでCROSSCORE RC2台で千葉県にあるロングウッドステーションを往復した。行きは時間優先で両国駅から本千葉駅までB.B.BASEを利用し、帰りは全行程を自走。トータルで走った距離は、約97km。

今回我々が乗ったCROSSCORE RCは、9段変速のできる電動アシストクロスバイク。アシストモードはハイ、スタンダード、エコ、プラスエコの4段階で、そのうちのハイ、スタンダード、エコを走行状況に応じて、ライダーの要求に合わせて自動で変えるオートマチックの5モードからセレクトできる。

平地であれば、アシストが切れる24km/h以上でほぼ走ることができ、元気なうちは発進からそこまでエコモードで十分なアシスト感があった。ちょっとした上り坂ならスタンダードで十分で急な上り坂でのみハイモードを使った。ヤマハ車のアシストの特徴はどんな状況からペダルを踏んでも違和感がないこと。

積極的に“アシストしてます!”とアピールしてくるのではなく、自然にサポートしてくれる感じなのだ。なので、アシストのない自転車と変わらない感覚で乗ることができ、急な上り坂以外は“なんかペダル軽いな〜”という印象となる。

バイクにも乗ってツーリングもするんだけれど、バイクより移動速度が遅い自転車は、より多く周りの情報が飛び込んでくる。道端の小さな花や街道沿いの渋い食堂の陳列棚、そんなクルマやバイクで移動していると見すごしてしまうモノに一喜一憂してしまうのだ。景色なんかもバイクで走っている時よりゆったりと楽しめる。

確かに、長距離を走るには時間がかかるけれど、休憩を取りつつ走れば、激しいアップダウンがあってもアシストのおかげで辛くはない。今回、ベストな場所から夕日を拝めたのも気軽にどんなところへも入っていける自転車だったから。とにかく走っているだけで、いろいろな感動に心動かされた1日だった。今回、実際に100km近く走り終えてスポーツ電動アシスト自転車でのツーリング、これからもっと楽しもうと思うに至った。