アクションカメラの頂上決戦!「GoPro HERO13」vs「DJI Osmo Action 5 Pro」[OnGoing Re:View]

レンズ性能の比較

レンズキット Legit Kitからも感じる描写性能へのこだわり




今回GoPro HERO13 Blackから新たに発売されたワイドレンズやマクロレンズ、NDフィルターがセットになったキットも試用してみたが、特にワイドレンズを取り付けた際のGoPro HERO13 Blackの立体感のある描写が素晴らしいと感じた。




また、Osmo Action 4では太陽などの強い光源を入れながらカメラを振った際に、あまり好ましくないフレアが出てしまうのが気になっていたのだが、残念なことにこれはOsmo Action 5 Proにも引き継がれている。

一方、GoPro HERO13 Blackで同様の動きをしてもフレアは見られず、それはワイドレンズを取り付けた際も変わらなかった。

この点を含め、GoProのレンズ設計がとても優秀なのだと感じる。Osmo Action 5 Proは広角レンズの焦点距離に重きを置いた結果かもしれないが、敬遠するユーザーは確実にいるだろう。

GoPro HERO13 Blackの専用キットのケースにはアナモフィックレンズのスペースもあり、どのような描写を見せてくれるのか発売が待ち遠しい。

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収録機能の比較

どちらもLogモードでの撮影やHDRをサポートはしているが、あまり期待をしてはいけないというのが経験に基づいた持論。特に薄暗く感度を上げないといけない場面では、後でLUTを使っても色を戻せなくなる場合が多い。

かといって画質が悪いわけではなく、通常の収録モードで撮影した場合には、良くも悪くもアクションカメラらしいクリアで彩度高めのパキッとした美しい映像を撮ることができる。

特に今回のOsmo Action 5 Proはダイナミックレンジの広さをうたっているが、1インチセンサーを搭載してやっと使えるかな…というのが本音だ。

カメラそれぞれに個性があり、向き不向きもあるので、それを理解した上で使いこなすユーザーのリテラシーも求められる。