『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する「麦わらの一味」には加入時のサブタイトルが「〇人目」という不思議な法則があります。その法則が反映されていないメンバーもいるなかで、次の舞台「エルバフ編」では、考古学者「ニコ・ロビン」に「6人目」の期待が高まっています。



ロビンとルフィが描かれた『ONE PIECE Log Collection “DEMON”』(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

【画像】え…っ?ロビンって案外ダイタンだよね こちらが「見えちゃいそう」なミニワンピ姿です(4枚)

「エルバフ編」ロビンに関わる新展開が動き出す?

 人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』で、主人公「モンキー・D・ルフィ」の仲間の「麦わらの一味」には、ある「法則」があります。それは、それぞれのキャラクターが一味に加入した話に付けられる「〇人目」というサブタイトルです。例えば、ルフィの最初の仲間である「ロロノア・ゾロ」は第6話で「1人目」というサブタイトルが付けられています。しかし、「ワノ国編」から新加入した「ジンベエ」は「〇人目」というサブタイトルが付けられていません。

※この記事にはコミックス110巻以降の内容を含みます。

 ただし、過去のパターンから、真の意味でルフィたちの仲間になったときに「〇人目」というサブタイトルが付けられる可能性も考えられます。例えば、航海士の「ナミ」は、一度船を離脱した後、ルフィたちに助けられ魚人の「アーロン」から解放された第94話で「2人目」というサブタイトルが付けられました。

 そして、現在「考古学者」の「ニコ・ロビン」が、ナミと同じパターンの展開を期待されています。というのも、コミックス45巻の「エニエスロビー編」でロビンが再び一味の元へ戻ったものの、ロビンにはいまだにサブタイトル「〇人目」が付けられていないからです。

 コミックス106巻1066話では、ロビンの少女時代の恩人である「ハグワール・D・サウロ」の生存が判明しました。そのため、次の「エルバフ編」で、再びロビンに関する重大なイベントが待ち受けているのでは、という意見があがっています。

 そして1131話では、ロビンがサウロと出会った頃の髪型にするシーンが描かれ、サウロとの再会をとても楽しみにしている様子が見て取れます。ただ、この話の最後のコマには「サウロ先生が!!!」「倒れて動かない!!!」と慌てるキャラが描かれ、無事、再会できるのか、ファンの間で不安が広がっています。

 また、もうひとつ気になるのが犯罪組織「クロスギルド」の存在です。「クロスギルド」を率いる「バギー」は、以前「バギーズデリバリー」という「海賊派遣組織」の総帥でした。その「バギーズデリバリー」に所属していたのが、今は「麦わら大船団 6番船船長」となった巨人族の「ハイルディン」と仲間たちだったのです。

 彼らを稼ぎ頭としていたバギーが、再び巨人族の戦力を手に入れるために、「クロスギルド」を引き連れて「エルバフ」にやってくる……という可能性も否定できません。「クロスギルド」のメンバーである「クロコダイル」とロビンは、ビジネスパートナーだった過去もあります。もしかしたら、クロコダイルとの再会によって重要な事件が起こるのかもしれません。

 このように、「エルバフ」でのストーリーは単なる冒険物語というだけでなく、ロビンの「6人目」の伏線が回収される重大な章になるかもしれません。