NHK連続テレビ小説『おむすび』で、結(橋本環奈)ら家族が糸島から神戸へと旅立つ日を迎えた。Xでは、結らの見送りに行かなかった祖父・永吉(松平健)をめぐり、さまざまな考察が飛び交っている。

■永吉は畑で作業

神戸へと向かう結たち一家を、佳代(宮崎美子)、陽太(菅生新樹)らが駅で見送る。愛子(麻生久美子)が、「長い間本当にお世話になりました」と改まって挨拶しようとすると、佳代は「今生の別れやないとよ」と制止。

駅には永吉の姿はなく、結が「ちゃんとお別れを言いたかった」と言うと、佳代は「よかよか、あの人は放っておいて」と笑わせた。

見送りに行かなかった永吉は畑で黙々と作業をしており、戻ってきた佳代に「腕、全然なまっとらんね」と言われると、「当たり前たい」と返した。

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■「涙を見せたくなかったんだね」

永吉が見送りに行かなかったことに、Xでは「永吉さんとハギャレンメンバーが手を振ってるのが電車から見えたりするかな、と思ってた」「結達を乗せた電車に向かって旗でも振って見送る永吉さんを想像してたけど、黙々とブロッコリー収穫してた(笑)」「永吉さんが大漁旗でも振ってるかと思ったらそんな事は無かった」「当然永吉さんならユニフォーム姿でホークスの応援団旗振ると思ってたのに!」とのコメントが。

また、松平の代表作『暴れん坊将軍』を引き合いに、「おじいちゃん、白馬で電車と並走するかと期待してたのに」「出来れば白馬で駆け付けてほしかった」との声も。

その一方で、「見送りに行かないのも永吉さんらしいね」「永吉さんもきっと、涙を見せたくなかったんだね」「見送りに行かなかったおじいちゃん、結の故郷を守らなきゃだもんね…」「お見送りするの、寂しくなるからできなかったんやね」と心情に理解を示す人も見受けられた。

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■「色々想像する」「わざと」考察の声

永吉といえば、過去にトラック運転手をしていたことが明かされており、劇中でもこれまで畑に立つ場面はほとんどなかった。

これにも、視聴者が「聖人に仕事を与えて忙しくさせることで、震災のことを少しでも考えないようにさせてたのかも」「いつから出てなかった…? 聖人さんが神戸から帰ってきてから任せた? 色々想像する」「おじいちゃんわざと農作業しなかったんだな。聖人さんと愛子さんに役割をあげたかったんだろう、きっと」「農作業に没頭させて神戸の事ばかり考えないようにと、神戸を捨ててきた負い目から解放させようとしたのかもしれないなと思った」と考察。

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■「深い愛情」の声も

実際には手際よく作業ができることに、「もしあの手際の永吉さんが聖人さんのそばで作業してたら『別に俺必要ないじゃん』ってなってそう。糸島にいる理由をずっと作ってたんだなあ」「永吉さんが仕事をしないことが息子に対する信頼だったんだな」「聖人さんがいた時はあえて手伝わずに任せてたんだね。聖人さんのために。深い愛情だな」との意見もみられる。

永吉なりに家族を思う姿に、「今日はおじいちゃんに泣かされました」「おじいちゃんの行動にもちゃんと意味があっておばあちゃんは全部わかってる感じがすてきだった」「旗振らず、マイクも握らず農作業の腕が鈍ってない永吉さんで糸島シーンを締めるの良すぎない…?」としんみり。

また、「さみしいだろうがこの人の事だから何かあれば駆けつけるだろうとも思う」「永吉さんもそのうち神戸来そう」「『おう、ちょっくら散髪ばしてくったい』とか言って神戸に来たりして」と再会を期待する人も見受けられた。

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■結らは神戸へ旅立つ

(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ