チームの不振で監督に対する重圧は高まっている。愛弟子として期待されていただけに、思うように結果につながっていないなかで、選手に対する批判も辛らつさが増していく。
クリスタル・パレスと鎌田大地にとって、2024-25シーズンは厳しい序盤戦となった。チームは開幕から8試合白星なし。11節を消化して18位と降格圏で低迷している。オリバー・グラスナー監督への風当たりは強い。
フランクフルトで指導を受けたそのグラスナーの誘いでパレスに加入した鎌田も、ここまでリーグ戦で得点とアシストなし。前節フルアム戦では一発退場となり、出場停止でこれからの3試合に出られなくなった。
『GiveMeSport』は11月17日、「直近のパレス不調は、すべてが監督の決定によるものではない。多くの選手が期待に応えられていないのだ。名前をあげるなら、フルアム戦で退場となったカマダである。グラスナーが解任されるなら、28歳の彼も近くそうなるはずだろう」と報じている。
「ラツィオからフリーで加入し、特にフランクフルトでの経験から、今夏最高の補強になるかもしれないと考えた人は多かった。38試合で4得点関与にとどまるなど、セリエAでは苦戦。プレミア移籍は再びキャリアを活性化させる機会だった。しかし、リーグ戦11試合でカマダはまだ得点もアシストも記録していない。散々なシーズンスタートに加え、直近では出場停止となっている」
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同メディアは「パレスの懸念の多くは攻撃面での不足からきている。今季のパレスの8得点より少ないのはサウサンプトンのみ。さらに、得点期待値もリーグ15位。チャンスをつくれていないことを示している。カマダの獲得で向上が期待されていた点だ」と続けた。
「結局のところ、カマダのリーグ戦における貢献は、あまりに期待に見合っていない。特にクラブ有数の高額年俸を考えれば、パフォーマンスを改善させなければならないだろう。そうでなければ、クラブに損失となるからだ」
日本代表では15日のワールドカップ・アジア最終予選のインドネシア戦でも好パフォーマンスを披露した。少しでも早く、クラブでも躍動する鎌田の姿が見たいと願うファンは多いだろう。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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