LCRホンダの中上貴晶はフル参戦ライダーとして最後のレースであるMotoGPソリダリティGP決勝を17位でフィニッシュした。
中上は2018年にMotoGPクラスへ昇格。以来LCRホンダから唯一の日本人MotoGPライダーとして戦ってきた。
そして今年中頃、2024年限りでフル参戦を終了し2025年はホンダのMotoGP開発ライダーとなることが発表された。
大苦戦中のホンダで苦しい時期を過ごしながらキャリアに幕を下ろすことを決めた中上。ラストレースのソリダリティGPでも苦戦は続き、決勝レース17位と最後にポイントを獲得することはできなかった。
中上としても、もっと良い結果を望んでいたと語っているが、今回は完走することに集中したと振り返ってコメント。7年間のMotoGPクラスでの挑戦の思い出は決して忘れないと語った。
「もっと良い結果を望んでいましたが、難しい状況だったので、レースを完走し、バイクとともにピットに戻ることだけに集中しました。これが最後のレースなので、それが主な目標でした」
「LCRチーム、HRC、そしてIDEMITSUには、これまでのシーズンでの仕事とサポートに心から感謝しています。彼らは常に私の心にいますし、彼らと共有した素晴らしい思い出は決して忘れません」
なお中上の開発ライダーとしての来季以降の体制やホンダのプランについては、今後日本へ戻ってきてから、ホンダと話をすることになるという。