現地時間11月19日に開催される北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第6節で、日本代表は中国代表と敵地で対戦する。その前日に決戦の舞台、廈門白鷺スタジアムで会見が行なわれ、森保一監督とキャプテンの遠藤航が出席した。
現地での注目度は高く、日本側の会見に中国メディアが集結。会見場は計100人を優に超える報道陣でいっぱいとなった。
熱気で溢れる現場で複数の質問が出るなか、中国メディアからも「昨日の練習はメディアに公開していた。それは自信の表れか?」という問いが森保監督に飛んだ。
というのも、17日に行なわれた廈門での初練習は当初、最初の15分のみ公開となっていたが、急遽その冒頭が非公開になり、それ以降は最後まで見られるように。この時も多くの中国メディアが日本の選手たちに熱視線を送っていた。
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この直撃質問に対し、森保監督は「メディアの皆さんへのリスペクト込めて公開練習をしている」と回答。そのうえで、使命とも言える強い想いをこう明かした。
「戦術的なトレーニングは見せられないが、できる限り我々がやっていることを日本人のメディアの皆さんと共有して、サッカーの発展に繋げていけるように、一緒に戦えるようにという気持ちでいる。中国人のメディアの方もいたのは知っている。
自信は…常に我々がやっていることに自信を持っているが、中国人のメディアの方々にも見てもらえる範囲で我々がやってることを見てもらい、サッカーという素晴らしいスポーツを発信してもらえたらなという気持ちで見てもらった」
両国が威信と自信を持って戦う9年ぶりの中国決戦は、一体どんな結果となるだろうか。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)
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