レアル・ソシエダで躍動する久保建英には、リバプール、バイエルン、トッテナム、アトレティコ・マドリーなど複数の欧州ビッグクラブから関心が取り沙汰されている。その争奪戦はさらに熾烈を極めているようだ。
スペインメディア『EL NACIONAL.CAT』は11月18日、「イマノル・アルグアシル監督は最悪の事態を懸念。レアル・ソシエダの2人のスター選手にオファー」と題した記事を掲載。次のように伝えた。
「イマノル・アルグアシルはレアレ・アレナで不安な日々を送っている。レアル・ソシエダの監督は、冬のマーケット開幕が目前に迫っていることについて懸念を隠さない。もし主力の2人、マルティン・スビメンディと久保建英の退団が実現すれば、チームが弱体化する可能性があるからだ。両選手はプレミアリーグの複数の強豪チームの標的となっており、イングランドの財政的誘惑がサン・セバスティアンのクラブの見通しを複雑にする可能性がある」
【画像】日本代表のインドネシア戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介! 4選手に7点の高評価。MOMは2点に絡んだ15番
久保については、「日本人選手は素晴らしいシーズンを過ごしており、そのパフォーマンスはチェルシー、ニューカッスル、そして再びリバプールのようなクラブの注目を集めている」とし、こう続けている。
「彼の創造性、あふれ出る能力、そしてゴールを決める力により、彼はリーガで最も違いを作れる選手の一人となったが、それはプレミアリーグでも注目されている」
記事は「レアル・ソシエダは2選手とも1月に退団しないことを明言しているが、イングランドのクラブが提示できる高額な数字によってこの立場が揺るがされる可能性がある。スビメンディの契約解除金は6000万ユーロで、久保の評価額は5000万ユーロを超える可能性がある。特に補強への再投資の可能性を考慮すると、この金額を拒否するのはどのクラブにとっても難しいだろう」と主張。こう綴っている。
「アルグアシルは、シーズン途中でスビメンディと久保を失うことは、現在ヨーロッパでの地位を確立し、すべての大会で競争力を維持することに苦労しているチームにとって非常に大きな打撃となると理解している。同監督は、スポーツマネジメントが誘惑に抵抗し、少なくともシーズン終了まではスター選手を維持してくれると信頼していることを明らかにした。冬のマーケットはもうすぐそこまで来ており、これからの数日はスビメンディ、久保、ひいてはレアル・ソシエダの将来を決定づける極めて重要なものとなるだろう」
冬に移籍する可能性は高くないものの、ない話ではないと見立てている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【記事】なぜインドネシアは日本代表の“要求”をのんだのか。JFAのファインプレーと韓国人指揮官の大失策【担当記者コラム】
【記事】敵地インドネシアのスタジアムで見た“驚きの光景”。日本代表に完敗も…サウジやバーレーンとは大違いだった【現地発】
【画像】三笘薫、鎌田大地らが現地に到着!私服で登場した日本代表戦士